天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

M 104 ソンブレロ銀河

 フワーッとした綿菓子を真っ二つに割るように円盤が食い込んだ形が神秘的でこれまで何度も撮ってきましたが低空でもあり難しく、つぶれ綿菓子ばかり作ってきました。
m104 1701 blgup up
  TOA150 reduced fL830mm F5.5           L:8'x18     RGB:4'x4 (2x2bin)        計 192分   LRGB 合成
 綿菓子はモット大きいのですが外側のほうは淡いせいか全ては現れてくれませんでした。
 なぜこんな銀河ができたのだろう…以下は アストロアーツ/2012.5月記事より抜粋です。

 バルジがとても大きくなった円盤銀河と見られていたのですが、実はこの銀河が、楕円銀河の中に円盤が収まった複雑な構造を持つことがNASAの赤外線天文衛星「スピッツァー」の観測で明らかになりました。可視光で見た銀河の周りの明るいハロー(球状に取り囲んでいる部分)は比較的軽くて小さいと見られていたが、ダスト(塵)に隠れた古い星までとらえた「スピッツァー」の赤外線画像から、このハローが実は巨大な楕円銀河のものに相当するサイズと質量を持っていることが明らかになり、2つのタイプの構造を併せ持つこれまで見つかった中でも稀有な例である。 (後略)
 

m104 1701 blgup
  こうやって引いた画像では「UFO」が宇宙に浮んでいるようです。

 
楕円と円盤が合体したのであれば円盤が乱されているハズ…などなどこの銀河がどのようにしてできたかのナゾは未だ解き明かされてはいないそうです。



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  1. 2018/04/26(木) 09:27:40|
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M 101 回転式 尺玉花火

 夏の天体画像を見かけるようになりましたが、こちらはまだまた銀河シーズンが続いています。
 今年の回転花火は北極星方向に伸びる淡い部分も撮れたらな~と臨みました。

m101_1804 L_H-lrgb JPG up
   TOA150 reduced-fL830mm  F5.5    L:12'x10   RGB:各々5'x6 (2x2bin)   Ha:20'x8      計  370分(2nights)   Ha+LRGB合成
 淡い腕やエリアはかすか~に写りましたが ハテサテ…。 腕の中のシミのようなものは超大型散開星団と思います…
APOD画像(北が右)より推測。
 下は少しだけトリミングした画像です。
m101_1804 L_H-lrgb JPG


 淡い部分を目いっぱいに…とHα+Lの白黒画像を明るめに処理したものです。千切れ雲のように飛び散っているところもあります。
m101_1804 Ldisi (2)

 銀河シーズンの終盤、天頂に堂々と輝く回転式尺玉花火です。


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  1. 2018/04/21(土) 08:14:25|
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M65 & M66 しし座の銀河

 今や『 しし 』は天頂付近を堂々と歩んで行きます。 先日短焦点でグッと引いて撮りましたが、今回は長いほうで撮ってみました。
m66_trio_blo 下
    TOA150  reduced  fL830mm  F5.5       L:8'x8    RGB: 各々4'x4    計 112分 LRGB合成

 数年前 M66に現れた超新星を撮りましたが、以下はその時の画像です。少し撮影角度が異なりましたがこちらのほうがよく撮れたか?…。
M65 lrgb ioa 
 分かりずらいのでUPしてみます。
 超新星の輝きは消えるのでニュースになりませんが、2つあるとどうも並べてみたくなりまして…。

m66_超新星 m66_L blg


 トリオがギリギリ納まったので お決り構図ですが…。
m66_trio_blo.jpg 

 そろそろ銀河も終盤です。 今年は天の川周辺の撮影にどう臨むか…これまでの画像を眺めながら考えてみるか…などと思っています。


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  1. 2018/04/18(水) 08:38:51|
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NGC5985 りゅう座のトリオ

 NGC5985は左の渦巻銀河、楕円は5982、エッジオンは5981です。
n5985 Ldisi-lrgb up   TOA150 reduced fL830mm F5.5     L:8'x18    RGB:各々4'x4 (2x2bin)     計 192 分  LRGB合成

 以下は画像上下を若干トリミングしたものです。3者の拡がりは満月の半分くらいです。

n5985 Ldisi-lrgb blog

 これ等3銀河は銀河団に属するわけでもなく、コンパクト銀河グループとしても登録されてないのですが、我々からは いずれも1億光年の距離にあります。 (APOD 2006 May 6)
 にも関わらずよくもマア3者が3様の姿でそろってくれたものです。


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  1. 2018/04/12(木) 09:24:09|
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M58 おとめ座の棒渦巻銀河

 棒渦巻銀河、天の川銀河と同程度質量…と言うことで我々の住む銀河と似てますが、セイファート銀河(Wikipedia)と言うことで中身は少し違うようです。
m58_2018_03 lrgb bl

   TOA150 reduced fL830mm F5.5   L:10'x14   RGB:各々4'x6 (2x2bin)     計 212'    LRGB合成
 下は等倍サイズです。

m58_2018_03 up bl

 全体的にきれいな楕円形状ですが、じっと眺めていると渦同士が立体的な感じがして厚みを感じます。またおおぐま座のM109とも似ていますが、我 天の川銀河もこんな感じに見えるのかも知れませんネ…。


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  1. 2018/03/31(土) 08:36:32|
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NGC 2903 しし座の銀河

 これはNGC銀河ですが明るく大きく、また通常バンド撮影でもHⅡ域が写って来る等 メシエ級の銀河です。下は等倍 X 67%くらいにした画像です。
n2903 Ldigi-lrgb_up

      TOA150 reduced fL830mm  F5.5          L:10'x12    RGB:各々4'x6 (2x2bin)      計 192' 
  以下はトリム無しですが、これくらいのサイズが見易いようです。

n2903 Ldigi-lrgbbl
 
 この銀河には NGC2905 という銀河を包み込んでいるそうで、この画像角度で言うなら縦に走る棒の上端付近に存在しているとされています。 
 なぜそんなことに…と興味深々、疑問が湧いてきますがなかなか答にたどり着いていません。不思議な銀河と思います。



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  1. 2018/03/28(水) 08:22:32|
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M33 弟分の銀河

 久々の対象ですが、今回はFS-60Cで撮ってみました。昨年末頃の撮影です。
m33fs60c_LH-lrgb up blog
    FS60C reduced fL256mm F4.3   Ha:15'x4   L:10'x8   RGB:各々4'x4 (2x2bin)    計 188分    Ha + LRGB合成
 点在するHⅡ域はよく写りませんでした。以下はトリム無し画像です。

m33fs60c_LH-lrgbblog.jpg

 さて、ステラナビ画面ではM33銀河内に IC番号の表示が多く見られますがこういうのは例がないのでは…?と 大変興味深く思います。 但し巨大HⅡ域のNGC604(後述)は省略されています。
m33exp1.jpg
 ステラナビでDSS画像を重ねるとこんな感じです。赤色表示のIC番号が見にくいですが。この画像で各星雲をチェック照合してみました。
m33exp2.jpg
 以下は2012年12月 fL830mmでの撮影画像をリファインしたものです。 画像上部の NGC604 は超巨大でオリオン大星雲の40倍を超えるとか…(Wikipedia)。 またNGC番号のつく散光星雲は他にも (NGC588,592,595等) あるようです。
 興味半分ですが、画像にID番号を入れてみました。

m33toaexp3.jpg  

 局部銀河群として我々に近い銀河のためこのように内部まで見えるのでしょう、とりわけ星の生成が活発なのだと思われます。
 仲間ではなんと言ってもアンドロメダが兄貴分ですが、M33は天の川銀河の弟分…しかも元気いっぱいの兄弟…と言うことで親しみがわいてきました。



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  1. 2018/03/23(金) 08:30:06|
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M63 ひまわり銀河

 これまでの画像を振り返り、今年の銀河撮影では明るさ,色合い(青白さ),淡いエリアも滑らかに…と言ったところを改善すべく取り組んでいます。
 撮影枚数を増やすことはその対応策の一つですが、なかなかそれだけでは無いようで銀河撮影の難しさを改めて感じています。 

m63_2018 Lrgbblog_fup

   TOA150 reduced fL830mm F5.5       L:10'x18   RGB:各々4'x6 (2x2bin)     合計 252分  LRGB 合成
 下は殆どトリム無しの画像です。

m63_2018 L-lrgbblog
 
 ひまわりの周囲には超淡いモヤモヤーッとしたものが拡がり暗黒帯も存在するのですが、銀河左下の直線状の暗黒帯、右にある明るい恒星(8等星,銀河とは無関係)を包むように広がる淡い星雲などがかすかに写った程度に留まりました。 …でも今回の撮影をベースにして、またいつか撮ることにしたい対象です。


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  1. 2018/03/20(火) 15:21:45|
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NGC4548(M91) 2本腕の美しい棒渦巻

 棒にからむように生まれた2本の渦が大らかに伸びてとても特徴のある姿です。
M91_N4548 lrgb up
  TOA150 reduced fL830mm F5.5   L:10'x20  RGB:各々4'x6 (2x2bin)   計 272分  LRGB合成
 以下は少しだけトリミングした画像です。 左下はNGC4571、距離5800±1100万光年とされていますが、一見 M91の6000万光年よりも大分遠そうに見えますネ。(距離は何れもwikipedia)

M91_N4548 lrgb

 さて既に周知かも知れませんがM91は長い間幻の天体だったそうで、『メシエさんはどうもM91の位置を算出する際にM58を基準としたつもりが、誤ってM89を基準としてしまったのだ。』…と1969年に米国のアマチュア天文家ウィリアムズさんによって指摘され、現在では NGC 4548がM91であるする説が受け入れられている。…これもWikipediaです。

  …と言うことでしたので、ステラナビ上でそれぞれの位置関係を見てみました。M58と89は近いのであり得るお話しなのでしょうネェ~と納得することに…。 

M91exp.jpg 

 それにしてもメシエカタログがM103までまとめられたのが1784年と言うことで、日本では第10代将軍徳川家治の時代、天明の大飢饉などの時代でした。西郷どんなどが活躍するのは80年も後のことでした。


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  1. 2018/03/16(金) 11:55:58|
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しし座のトリオ

 宇宙星野に浮ぶトリオ…という感じに写したいナ~と、引いて撮ってみました。
M65_66 fs60
  FS60C reduced fL256mm F4.3      L:10'x8   RGB:各々4'x6(2x2bin)     計 152分  LRGB合成
 トリムUPしておなじみの構図にしてみましたが、ボケました。

M65_66 fs60c 

 
そこで 2013年fL830mmで撮った画像を引っ張り出しトリムアップし少し手を加えてみました。 この年 M65に現れた超新星が写っています。

M65 lrgb ioa
  
  これが超新星で、兵庫県の菅野松男さんという方が 2013年3月21日に発見し 「2013am」 とIDされました。
m66_超新星 

 翌年にはM82の中に超新星が発見され、銀河中の超新星発見が相次ぎました。 1200万年と3500万年前の爆発に相次いで出合ったのですから何とも不思議な感じがします。


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  1. 2018/03/13(火) 11:09:10|
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北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

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