天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

NGC2782 やまねこ座の特異銀河 ARP215

 銀河同士の合流により生じたとされる淡く大きな腕を持つ特異銀河です。
2782-lrgbtrim.jpg
  TOA150 fL830mm  F5.5    L:15'x10 +12'x10    RGB: 各4'x4 (2x2 bin)     合計 318分  LRGB 合成
2782-lrgb.jpg
  銀河同士の衝突は約2億年前に起こり、衝突で一方は蹴散らされ吸収された。一方距離は約1億光年なので、衝突後1億年後の姿を見ているに過ぎない…と言う解説があります。


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  1. 2017/05/19(金) 10:53:14|
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おたまじゃくし銀河 Arp188 (りゅう座)

 ARP188、UGC10214…とIDされているのみでNGC,IC番号などは持たないマイナーな銀河です。距離4億2千万光年(APOD)、光度14.4等級(Wikipedia)です。 pgc57129 L-lrgb UP
 
 TOA 150  fL830mm  F5.5  L:12'x12  RGB:各4x4 (2x2bin)    LRGB合成  計 192分
 しっぽは、この銀河の30万光年後ろ側に存在する銀河の影響で発生しその長さは28万光年と言われています。
 後方の銀河はおたまじゃくしの頭のところに高解像鏡で一部が見られます。

pgc57129 L-lrgb-disi
 これは10%オフくらいのトリム画像です。尾は写らないと思いましたが、超大型の若く強烈に輝く星団が主な構成要素であるため写ってくれたのだと思います。
 また、いずれは尾も消えて(カエルにはならず)この星団は伴銀河になるだろうと推測されています。

            APOD はこちらから。

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  1. 2017/05/04(木) 00:02:58|
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NGC5216, 5218 おおぐま座衝突銀河

 別名Arpアトラスの104番の相互作用中の銀河です。上のNGC5216から5218を結ぶ 22,000光年に及ぶ糸状の筋が印象的で2回目のトライです。
new5218 L-lrgb
 TOA150 fL830mm  F5.5    L:12'x10  RGB:各4'x6(2x2bin)     計 192分

 やはり糸状架け橋は淡いので、反転して感度UPしてみました。それでもかすかに見える程度です。

 N5218 LstrmRv
 2010 July のAPODによると、二つの銀河は数十億年後には一つになるだろうと想像されています。


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  1. 2017/04/27(木) 10:21:42|
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M99 かみのけ座の銀河

 久々の撮影対象です、主焦点でじっくり撮ってみました。シューッと一本の腕が長く伸びている姿が特徴ですネ。
M99 lrgb
 TOA 150  fL1100mm  F7.3   L:15'x12  RGB: 4'x6 (2x2bin)   計 252 分  LRGB合成 トリミング

ウィキペディアによると;
1846年にロス卿によって、子持ち銀河 (M51) に次いで2番目に渦状構造が発見された銀河なのだそうです。
その7年後にペリーさんの黒船が浦賀にやってきた時代です。



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  1. 2017/04/02(日) 09:45:37|
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M101 回転花火銀河 & H2域

 今年は点在するH2域をできるだけシャープに…という目標で臨みました。
101 LH-lrgb_Ha
 TOA150  fL830mm  F5.5   Ha;20'x10  L:12'x10  G,B; 各々4'x6 (2x2bin)  計 368分

 H2(Ⅱ)域シャープ…のために、上の画像はHα単独画像をRGB合成の「R」に充てています。
 一方下の画像は通常バンドのRも(Hαと)合成して使っています。

101 LH-lrgb
   通常バンドのR: 4'x6 (2x2bin)とHa画像を合成しR画像として使用 他は上と同じ露光  計 392分 

両者は見た通りで、下のほうはHⅡが薄まってしまいますが全体としては自然です。
 以下はHαのフルサイズ(no binning)画像です。

101 H

 下はソフトビニング機能で上のHαを2x2にビニングしR画像にしたもので、トップ画像はこれをそのまま「R」にしていますす。(通常バンドRとの比較用です)
101 hR
 下は通常バンドのR画像(2x2bin)です。ふわーッとした広がりとなっています。
101 R

 下がHαと通常Rを合成したものです。

101 hRR

 カラー化した画像にはマルチバンドシャープ処理も加えてあり、どうやら現条件下では限界に近い感じでした。 形の良い渦巻の腕にちりばめられたHⅡ域は全体を一層美しくさせているので、大口径で撮ってみたいナ~と思わせる対象の一つです。



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  1. 2017/03/19(日) 12:57:14|
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NGC2854 と仲間

 NGC2854 は一番下の2つしっぽが出ている銀河で、その上がNGC2856です。Arp の特異銀河 (Arp's peculier galaxy) カタログの"Arp 285"に属しています。
 左上のフェィス・オン銀河は NGC2857で、見事にこちらを向いています
N2854 L-lrgb 1 
 TOA150  fL830mm F5.5   L:10'x12  RGB:各6'x4 (2x2bin)    計192'   LRGB合成

 下の2つの銀河は明るくつぶれてしまうので、反転し調整してみました。2つの尾の構造が少しだけ見えてきたように思います。一方の尾はNGC2856に向かってかすかに伸びているのですが、そこまでは写りませんでした。 フェイスオンのほうの渦はよく整っています、もっと近くに居てくれたら人気者になったに違いありません。
N2854 L-lrgb rv 

Arpカタログを見ていたら上のフェイス・オンはArp 1でした。(なぜ特異か不明) またM51,M82なども特異銀河として分類されています。

 Arp にご興味ありましたら
こちらのリンクから ご覧ください。この中のArp 29(NGC6946)は面白そうな銀河です。  fL800mmくらいで楽しめそうで、短焦点で近くのNGC6939散開星団とツーショットもよさそう。 ケフェウス~はくちょうの境界あたりにあるので、夏や秋にお薦めです。


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  1. 2017/03/05(日) 10:31:48|
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NGC7549 付近 Hickson 93 グループ

 ペガサスの四辺形のなかにある14等級クラスの小グループです。棒渦の棒の両端が引き伸ばされ不思議な形の銀河がNGC7549、その下の楕円銀河はNGC7550 その右の渦巻はNGC7547 です。 これらはヒクソンコンパクト銀河グループ-93として分類されています。
7549 -lrgb up
 TOA 150  fL830mm  F5.5     L:12'x6   RGB: 各4'x6 (2x2bin)    計 144分  LRGB 合成

 大口径鏡の画像では楕円銀河の拡がりはとても大きく隣の渦巻きに殆ど届くくらいで、棒渦にも迫っていました。
 そこで反転してレベル調整してみましたがあまり現れませんでした。
7549 Lrv

 下は 各辺 20%くらいカットOFF した画像です。 トップ画像はこれを更に拡大したものです。
7549 -lrgb 70

 今年は何だか、台風一過後も雨雲が大挙して押し寄せて来ますネ~。秋雨前線は居座っているし、まだしばらくは我慢の日々が続きそうです…。


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  1. 2016/09/21(水) 09:02:23|
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NGC5351 付近 Hickson 68 area りょうけん座

 ヒクソンコンパクト銀河グループ#68 付近です。 グッとトリムUP(約60% off)した画像からご覧下さい。
N5353 LRGBup
 TOA150 fL830mm F5.5 L: 10'x6 RGB: 各々4'x4 (2x2bin)   計 108' LRGB合成

 以下は今年の2月に、この左(東に約2分)にいるNGC5371を一緒に撮った画像です。 但しこの構図ではガイド星が全く得られず感度UP(2x2bin)でのノーガイドで全て4分露光撮影でした。
 
N5371area.jpg

 そこで今回(…と言っても3/中旬)NGC5351付近を撮ってみました。 以下は10% くらいトリムした画像です。距離は1億光年強、いずれも11等級後半です。
N5353 LRGB

 この構図ならすぐ近くの6.5等の明るすぎるくらいのガイド星が使えました。 ガイド星は9等星までなら何とかなりますが構図を決めてしまうと時々苦労します。銀河撮影では天の川から外れることが多いのでやむなしです…。 ガイド鏡は色々トライしたなかで fL=600mm(F10)+蓄積型ビデオカメラでやっと落ち着いています。 F値down(明るく)も対策の一手段ですが…まあもう少し現状でガンバって見るかァ~と言うところで悩みはつきません…。


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  1. 2016/07/06(水) 11:14:12|
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エイベル2151 銀河団 & M13 ヘラクレス座

 距離は4.6億光年くらいとされ、光度も14~15等級なので大分難しい天体です。
エイペル2151up
  TOA150 fL830mm F5.5   L: 10'x12 (120’)モノクロ 
上部中央やや左、そして同じく上部右のほうにあるS字が引き伸ばされたような銀河は他と相互作用している銀河ですが不思議な形です。
 左下にも2つのこちらを向いた淡~い接近銀河、また他にも接近し相互作用中の銀河があるように見えとても面白い領域だと思います。 しかし如何せん遠過ぎて…。 トリミング無しでは以下のようになってしまいます。

エイベル2151n

 これだけでは寂しいので、同じ星座・M13の短焦点撮影画像です。

M13 16_06
   SKY90 fL407mm F4.5  RGB: 各3' x4 (binなし) RGB 合成
 より広い視野で(宇宙に)浮かぶM13…という狙いでしたが…。 ちなみに下は以前にfL830mmで撮ったM13です。
M13_20160629104753dfe.jpg

 大雨災害がこれ以上拡がらぬよう、早く星空が戻るよう祈ります。


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  1. 2016/06/29(水) 11:52:14|
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NGC5078, 5101 うみへび座のなかよし銀河

 左の棒渦巻きが NGC5101、エッジオンが 5078です。 距離は9000万光年で、両者同じくらい…と推定されています。…とすると両者の距離は80万光年だそうで随分近いことになります。
N5078 L-lrgb
  TOA150 fL830mm F5.5   L:10'x6  RGB: 各4'x4 (2x2bin)    計 108'   LRGB合成

  2016 May25 のAPODに高解像度の画像が載っていますのでチョットお借りしました(上下反転させてあります)。NGC5078の右にいる小さいのはIC879ですが腕が引っ張られいてるように見え 5078に影響されているようです。
 NGC5101の円盤はとても淡いのですが、APODのほうはよく写っています。
N5078APOD.jpg

 私の画像では淡い部分があまりよく出なかったのでまた反転してみました。
 黄色矢印で円盤の淡い部分は何とか出ましたが、白矢印の IC879の引っ張られている腕は何とも微妙です。  (^_^;)
N5078rv.jpg

 両者は互いの距離も近いが程よくて仲良し銀河です。 APODでは「友達の銀河」と紹介されていました。
 …がIC879はチョット大変かも知れません。


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  1. 2016/06/09(木) 11:40:12|
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北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

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