天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

木造FRPドームの補修

 ドームを自作し、FRP表面加工だけは業者さんにやってもらいましたが、早くも8年目になり劣化等の心配があったので見てもらいました。 手を入れるなら早いうちがよいでしょう…と言うことで、全面再コーティングすることにしました。

 さすがにプロで足場は丸いドームにうまく合わせていとも簡単に組んでしまいました。

IMG_0349.jpg 
 恐る恐る足場に昇り見てみます。
IMG_0353.jpg 
 平らな部分の汚れはやむなしですが、FRP樹脂がところどころ薄くなっていました。 幸い各端末部分も無事で湿気の影響もなさそうでした。
IMG_0356.jpg 
 シールゴムは日に当たるところに劣化が見られ、この際自分で交換を…と思ったのですが足場から下を見るとムズムズして怖いのでやめました。
IMG_0358.jpg

 洗浄、研磨の後プライマー処理をした状態です。これまた職人さんの手慣れた作業でどんどん進みました。
IMG_0365.jpg
 ガラスクロスの端末は赤く着色され識別できるようになっています。 赤線の右が今回FRP加工を実施したほうで、左はこれからやる側です。
IMG_0368.jpg
 アチコチに赤線が見え、作業が進んでいきます。
IMG_0371.jpg 
 上塗り色は白っぼく写っていますがライトシルバーです。
IMG_0459.jpg 
 FRPの厚みが増したので、凸凹も緩和されたように見られます。
IMG_0454.jpg 
 職人さんも、こんな変テコリンなものは初めてのようでしたが天体に興味があり面白かったようでした。 なんと 「アンドロメダ銀河はこっちに近づきつつあるンですよネ…、いつ頃衝突するンですか?」 と聞かれました。
IMG_0462.jpg 
 次回の補修はどうなるか、10年後にもう一回…? そのときの歳は…そろそろよい潮時か…いやいやマダマダ…? ……まあ、その時になってから考えることにして、これでまたしばらくやって行きたいと思います。


 以下は余談です、これまでの8年を大雑把に振り返って見ました;
◆0~3年くらいの間はポピュラーな天体を中心に撮りあさったようでしたが、10分を超える撮影のガイドはいつも難しくあまり満足な結果は得られませんでした。
◆天の川が見えない関東平野市街地での撮影ですから冷却CCDカメラでも次第に限界を感ずるようになり、ナローバンドフィルターに関心を持つようになりました。 (ナローバンドの目的は光害対策が主ではありませんが。)
◆ナローバンドフィルターをトライし始めましたが、長時間の露光に耐えるだけのガイド技術が追いつかなかったので、これは何とかしなくては…とガイド安定化に本腰を入れました。
 極軸合わせ、微調整を繰り返しては極軸精度UPを図りました。大地震を期にピラー固定アンカーボルトを追加し水平出しを徹底。 望遠鏡支持剛性UP、ガイド鏡と本体間の剛性UP。 鏡筒軸に直角面内のバランス取りも徹底しクランブフリーでどこでも静止を目標。 ガイドソフト(α-SGR)の設定見直し。 これらで大分改善されたように思います。
◆冷却CCDカメラもビットランのBJ41から同53シリーズに切り替え画角も拡がったこともあり撮影対象が随分拡大しました。
 この頃に撮影した画像の一つが下のFox fur星雲です。ナローバンド撮影ですがピントや粗さなど大分イマイチです。

FF 12-10 lrgb 
 以下は同じところを昨冬撮ったものを再処理しています。これまでの反省よりピント合わせの改善、枚数増を行ったものです。露光はHα20’x14枚,OⅢ20’x10枚 合計480分ですがこれでも充分では無い感じがしています。
FF Hx5+9-lrgb 
 この辺りは画像の枚数を重ねないとどうも粗さが目立つ難しい場所のように思います。取り組みの変化が現れた好例と考え二つの画像を並べてみた次第です。

 反省点を少しずつ修正して行くと、僅かでも効果は得られるように思います。 また、気楽にノンビリやりたい…と思う一方で、素晴らしい画像を見ると焦ったりもしている昨今です。

今年は短焦点のほうで、南のコーンからもっと北のほうまで入れて、キツネも可能な限り明確に撮りたい…とあれこれ考えています。

 今後もヨロシクお願い致します。

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  1. 2015/10/11(日) 21:20:00|
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コンデジで月を。

 Canon PowerShot SX50HSの 主に望遠機能についての記事です。 一般写真を手軽に撮れて、月も望遠鏡なしで気軽に楽しめれば…、という狙いでしたが、価格も手頃でしたので財務大臣の許可を得ることができました。
主な性能は;
 
   1210万画素
   光学ズーム(35mm換算):50倍(24~1200mm)
    F3.4~  シャッター: 15"~   ISO: ~6400
   動画記録サイズ:フルハイビジョン(1920×1080)
   質量:約595g(電池及びメモリーカード込み)  それからマクロ,スピード連写等。
 かなりコンパクト・軽量です。

cam01.jpg 
 諸機能は充分過ぎるくらいで、コンデジで気楽な撮影を…のつもりだったので、遊んでしまう機能が大分ありそうです。 (^_^;)
cam02.jpg 
 これが24~1200mmズーム。こんな短くて1200mm…? (35mm換算…がミソ?)
 50mmとか標準付近はもうAboutです。
camzoom.jpg  
  100mmくらい
moon100.jpg 
 300mm
moon300.jpg 
 1200mm(50x)
moonx50.jpg 
   これはチョットべらぼうで、デジタルズーム?(マジック?)で X125です。
moonx125.jpg 

 それでは風景は?  順に標準(付近) 300mm  1200mmです。
 三脚なしで、手すりにひじを添えた程度での撮影です。手ぶれ補正のおかげか。
タンク50標準
タンク300
タンク1200 

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  1. 2014/09/29(月) 11:11:23|
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雲間の月と双眼鏡

 北関東では相変わらずハッキリしない空模様が続いていますが、東北地方の豪雨は大変深刻です。 被害へのお見舞いとともに 早く星空が戻るよう祈ります。

 こちらでは、月が時おり雲間から顔を出してくれるので、そんな時は双眼鏡で眺めています。 22日(月)夜半は月齢14.3でほぼ満月でした。 双眼鏡を使ったコリメート撮影をやってみました。

双眼鏡03
 上の画像は40mm焦点のアイピースで12x , 下は同20mmで24x です。
双眼鏡04 
  カメラはEOSkissDigi./N ノーマルで、FL:35mm付近  F5、 ISO 100 、12x のほうが1/80sec、24x のほうは 1/50 です。 

 にわか撮影で 下の写真のように撮影しました。 特に24x では日周運動で結構動くため、しかも雲合いも見ながらで…光軸やピント合わせに手間どりました。
 しかし接触しないように細心の注意が必要で、コンパクトデジカメを使うほうが気楽かも…。 できればコンデジ用のアダプターを作り 望遠鏡に固定して撮影するのが安全確実だと思います。
双眼鏡05
                                             上の写真のカメラは、EOS60Daです。     
  双眼鏡を紹介させて頂きます…;
 Vixen BT81S-A   口径81mm・アクロマート/マゼンタコート  焦点距離480mm  
 アイピースは上記の通り 20mm と 40mm を使用しています。

双眼鏡01   

 
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  1. 2013/07/27(土) 10:42:52|
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タムロンSP 70-210 レンズ

 このたび TAMRON SP 70-210mm F/3.5 というフィルム時代の遺物のようなレンズを入手しました。 調べて見たら1984年発売 ~ 1999年まで製造されたレンズで、当時の価格は¥63,000ということでしたが、今となってはジャンクレンズで何と¥1,000也でした。
タムロンSP 

 どこまで撮れるの…? ということで撮ったのが下の写真です。青ハロ…というか紫ハロがはげしく出ました (言う必要なかったか…)。  FLは210mm カメラは毎度 EOS60Da  3'x6枚 ISO1600 でした。 長さで70%くらいにトリムしています。 朝霧高原での今月8日未明の撮影です。
 銀河の写り具合は 悪くないと思います。 
1000円ですし…。
アンドロメダ210  
  さて、折しもステライメージV.7では ”青ハロ・偽色除去” なる機能が追加されましたので、さっそくやって見たのが以下の画像です 結構除去できたかと思います。
アンドロメダ210 青ハロ除 
 もっと除去できそうでしたが、RGB 3色分解してみると、青・赤の両波長では大分ピントが合っていないようで、より除去しようとすると紫色が白くなるためか星が肥大化してしまいました。
 
 今後は SC42フィルターを併用し、画像処理はある程度のところで切り上げる…と言う方向でやってみたいと思います。
 
SC42 フィルター 


 こちらは常用している FL105mmのレンズで撮ったM31で、”青ハロ除去”はやっていないものです。 デジタル処理に合わせ、デジタル設計された今のレンズは大分進化しているようです。
アンドロメダ105 トリム 
  以下は、ミラクを入れたお気に入りの構図です。 上の画像はここから切り出したものです。
アンドロメダ105 


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  1. 2013/07/20(土) 20:23:28|
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EOS 60Da  & 北アメリカ星雲 他

 注文後 大分待ちましたが、ついに到着しました。 待ちきれず悪条件下でしたが 撮影しましたので機材ともども ご紹介致します。60Da 
 レンズは、EF 24-105mm F/4L IS USM、自由雲台を介して ビクセン GP2 フォトガイダーに取り付けたところです。  
 60Da mounted 赤道儀  
 

 平地でやや光害あり、かつ熱帯夜でした。 2分半露出が限界でしたが星雲の赤いところが何とか写りました。  4枚コンポジット、ISO 800です。
北アメリカ 
 下のアンドロメダは、2枚コンポで露出などは同条件です。
アンドロメダ 

 改造カメラを扱ったことはないので比較はできませんが、早く撮影条件のよいところで撮りたいと思います。



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  1. 2012/09/11(火) 10:18:31|
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機材 Equipment

Ⅰ.望遠鏡 Telescope
全体 sky90 fs60
高橋製作所TOA 150をメインに同社のSKY 90、そしてFS 60Cを500mmくらいに長焦点化して主にガイド鏡としています。でも時々レデューサーで250mmくらいの短焦点にして広写野用に使っています。

Ⅱ.赤道儀
 赤道儀 赤道儀は高橋のJP-Z Temma2です。

Ⅲ.カメラ,その他
CCDカメラ 追尾制御 cp cp ステラナビゲータ
冷却CCDカメラはビットランBJ-53L(写真は BJ-41L)、追尾コントローラーは高橋α-SGR、また天体導入,望遠鏡コントロールなどにステラナビゲーターV.8を使っています。


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  1. 2011/10/22(土) 14:57:48|
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astro17ヘようこそ!
北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

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