天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

ガーネットスター 象の鼻 ケフェウス座の星々

 α星(アルデラミン)が2.5等星なので目立たない星座ですが、我々アマチュア向きの対象が幾つかあります。

ガーネットスター [μ 星] 
 3.4等から5.1等の間を730日周期で変光する変光星で、オリオン座のベテルギウスと同類の赤色超巨星です。 この星の直径は何と太陽の1,400倍 だそうです。  \(◎∠◎)/
 距離は3,500光年と考えられています。
ガーネットスター 
実際のガーネットのような深みはないようですが、かなり赤いです。


以下の vdB142 は、既にギャラリー/星雲・星団に掲載済みですが、ケフェウス座のポピュラーな天体なかまとして再登場です。 象の鼻星雲 (Elephant's Trunk Nebula) と呼ばれ、大きな散光星雲 IC1396 のなかにあります。 外国においてのほうがポピュラーのように思います。 私には象の鼻と言うよりも奇妙な生物がクニャクニャ動いているように見えます。 
象鼻 
  TOA 150 w. reducer L:8'x8(full), RGB:each4'x6(2x2bin.)


散開星団 NGC6939  白黒写真です。
N6939 散開星団 

デルタ (δ) 星
 中央がδです。僅かですが伴星との色の違いを感じます。 周囲にも星が寄り添いにぎやかです。

デルタ 

クシー(ξ)星  伴星を分離するのが困難でした。(拡大撮影のほうがよいようです)
クシーup 
トリミングでのムリヤリ拡大です。
ξ  超up 


象の鼻を除き17~18日、梅雨の合間の撮影でした。



にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村


関連記事

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2012/06/29(金) 08:44:35|
  2. 星座と星々
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

月と惑星 火星,土星

 月は上弦の少し手前、今日は火星のすぐ下を通り過ぎています。 (6月26日pm8:15)
月ma 

 少し離れて並んだ土星とスピカが、月達を眺めます。
月masa
 露出は20秒(ISO400)で星はよく出ますが、月はこうなってしまいます。

月火星土星説明 
 27日の月は両惑星からほぼ等距離に、28日にはスピカのすぐ下あたりに来るので面白そうですが、どうも雲行きが怪しいようです。


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

関連記事

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2012/06/27(水) 14:42:35|
  2. 太陽系
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

わし座の天体 NGC6781, NGC6760, 15番星

 日本では、わし座の 「彦星」、こと座の 「織り姫」 でこの二つの星は対になっていますが、ヨーロッパでもアルタイルは 「飛ぶ鷲」、ベガは 「落つる鷲」 …と一対に見られているそうです。
 ここには赤いドーナツ状の惑星状星雲 [NGC6781] があります。 グリーン系の色のために 「惑星状」 と言うことでしたが、これは例外なのでしょうか、いや…よく見ると中央が僅かグリーンっぽい感じがしないでもありません。
NGC6781 わし座本文
NGC6781 わし座  拡大してご覧ください。
TOA150 reduced 830mm焦点撮影 L:5'x6  RGB:3'x4each(2x2bin)

 以下は球状星団 [NGC6760] です。メシエ球状星団達に比べるとだいぶ小ぶりで、天の川の星々に埋もれそうでもありますが、何か深ーい宇宙のなかでこれらの星々の奥でポツリと生きている…ような感じがします。
N6760 わし座本文
N6760 わし座 
TOA150 reduced 830mm焦点撮影 L:3'x4  RGB:2'x4each(2x2bin)

 次は、15番星(5等星)と7等星からなる二重星です。
わし座 #15  
  TOA150 830mm焦点撮影 RGB:2"x3 each

 17~18日は「梅雨」の合間の久々の星空でしたが、薄雲を気にしながらの撮影でした。



にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村


関連記事

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2012/06/21(木) 09:29:12|
  2. 星雲 星団
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

明け方の月と木星

 またまた月、金星、木星が明け方の空で互に接近しています。 金星は6日の日面通過後 「明けの明星」 にまわり相変わらず元気ですが、今回は残念ながら低い黒雲のなかでした。
 6月18日早朝3:55撮影。
月齢27.8 & 木星 
 月齢は27.8で大分スリムです。 木星はおうし座で輝いているので、スバルも撮影できたら…と期待したのですが、空が白む速度は大変素早く、かつ今どきの季節ではなかなか困難でした。
月&木星説明 

7月15日,16日の早朝も配置こそ異なりますが、3者が接近しますので楽しみです。



にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

関連記事

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2012/06/18(月) 13:38:16|
  2. 太陽系
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

栃木県足利市 Ⅲ レンガ造りの工場 (株) トチセン

 足利市シリーズのⅢは、1999年に国登録有形文化財の指定を受けた「㈱トチセン」のレンガ造りの工場を紹介します。この度は同社社長さんのご好意により、文化財として貴重な工場内部まで拝見させて頂きましたので、しばし明治・大正の気分にひたりたいと思います。  

 繊維の染色仕上げ加工に専門知識を有する「㈱トチセン」は、その特有技術を生かし当時の繊維産業の衰退にも懸命に対応し、昭和38年にはポリエステルフィルムへの染色加工技術を確立しました。そして日本で数少ないフィルム染色メーカー として、フィルム加工を通じ粘り強い経営を続け、この分野で生き残っている会社です。 2005年には 県フロンティア企業に認定されています。

 設立こそ1949年の戦後ですが、その源流は1913年(大正2年)設立された 「足利織物株式会社」です。 そして戦時の企業整備令、その他幾つかの変遷を経て現在に至る実質一世紀の歴史を有する会社です。

 さて、これは「旧足利織物赤レンガサラン工場」で石材を窓枠とする窓が特徴です。
  (サランは、ある種の合成繊維の商標名で、サランラップのサランです)

トチセン2
トチセン1 

 以下は、同じく「旧足利織物赤レンガ捺染(なっせん)工場」です。 捺染は英語では printing と訳されますが、染料液にひたして染める浸染に対し,染料を含む捺染のり(糊)を印捺して模様染を行うのが捺染です。
 この、6連の(…1つカメラに納まり切れませんでした)ノコギリ屋根と窓で広い工場内を明るくしています。 壁面の模様は戦火を避けるべくの迷彩模様の名残りです。
トチセン3 
国登録有形文化財の指定を記すプレートです。
トチセン4     
 時の経過にも関わらず、美しい赤レンガです。 これは明治の実業家渋沢栄一が中心となり設立した 「日本煉瓦製造会社」 製であることが確認されています。 同社製のレンガは東京駅や迎賓館(旧赤坂離宮)などにも使われています。
 また、レンガの積み方は「イギリス積み」と言われ、長手だけの段と短いものだけの段が上下方向に交互に積みあげられています。

 レ
ンガ造りの外壁はもとより、木造製の内部軸組み構造は力学的に大変美しいもので、相当な重量物を支えている割に、梁はさほど太くなく、互いの間隔を適切に取りながら、かつ梁の中央やゝ右寄りの垂直材や筋交いを配することで、三角形をうまく使い荷重を分散させているようです。
  鉄骨でなく木造であることが何とも味わい深いものです。
 垂直材、筋交いなどと言わず 吊り束 .方杖 と言うほうがよいかも知れません)
トチセン5 トチセン6

 古き時代の、大きな旋盤です。動力は上からベルトで取っているようです。ハダカ電球のもとで作業をしたのでしょうか
…。 今とは異なり加工された品物の良し悪しは職人の腕一本にかかっていたことでしょう。 コンピューター制御を見慣れた現代人にとっては、何か昔の人に頭の下がる思いが致します。
トチセン7 
そこここに赤レンガがアクセントのように配されています。
トチセン8 
 以下の写真は 「ランカシャボイラー」 と呼ばれるボイラーで 、イギリスの紡織会社で多く使用されたため、その地名から命名されました。 これも国登録文化財です。
トチセン9 

以下のレンガ造りの装置は、横置き多管式と呼ばれるボイラーです。
トチセン10 

 下の建物は 「旧足利織物機関室」 で、ランカシャボイラーが設置されている建物です。 迷彩模様がずいぶんよく残っています。
トチセン11 
機関室の外壁の一部ですが、高圧蒸気の分配孔でしょうか…。
トチセン12 

 サラン工場内部  この部屋のみならず敷地内のあちこちは時代を思わせる風景・風情にあふれており、過去にこれらの時代を背景としたテレビドラマのロケが 2度も行われました。また赤レンガ工場などは最近NHKのTV番組でも紹介されました。
トチセン13 
倉庫として利用しながらも、大事に愛情を持って保護・保存されているように感じた次第です。
トチセン14 トチセン15

 これだけの古いものを保存するには、諸々の大きな労力を要すものと思われます。 決してそれに報いるまでには至りませんが、一人でも多くの人に知ってもらい、心にとめ、歴史に思いを馳せながら何かを感じて頂ければ…と考える次第です。



栃木県足利市 Ⅰ  日本最古の学校とされる足利学校、ばん阿寺
栃木県足利市 Ⅱ  八木節のふるさと足利  
                  
などを紹介していますので、どうぞお立ち寄りください。


にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村



関連記事

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2012/06/15(金) 13:42:05|
  2. 郷土
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

金星通過 2

 夕方や、明け方に見える内惑星・金星は欠けた姿になりますが、丸く大きな(最大視直径のハズ)金星が太陽に焼かれるように、飲み込まれるように… しかも文字通り 「宙」 に浮いています。 何と言うべきかしばし言葉を失います。

 再登場ですが、撮影を開始した午前 9:30 の画像です。
V.transit 2  

 以下は12枚画像の単純コンポジットです。試行錯誤しましたが、結局2つの黒点を基準にして単純に重ねました。それぞれの金星は、11枚の太陽一般面で重ね塗りされたため薄くなってしまいました。また金星軌跡が直線でないのは基準点の誤差です。 (^_^;)

通過 本文 2

 次はチョット遊びっぽくなりますが、上の画像の金星軌跡を忠実に基にして、各金星を切り貼りして作った画像です。 大変なので金星の数は減らしました。
通過合成ArF 

 金星の追いかたを考えるのも、また楽し…。
くしざし図 

 機材はシンプルです;
 ・タカハシFS60C x1.7 extender … 604mm焦点撮影
  Baader Planetarium社アストロソーラーフィルムで減光
  自作三脚 +ガイドマウントによる経緯台式支持
 ・カメラは Eos kiss disital N   露出は全て 1/1000秒 ISO 100

 撮影地は、名古屋のすぐ北にある小牧市です。
撮影状況2 撮影状況3

 さてそれでは、最後のお別れシーンをもって締めと致します。
001
002
003
004
005
006
007 
008
 まだ残ったか…?!。  そして…。


どうもお疲れさまでした。

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村




関連記事

テーマ:太陽の写真 - ジャンル:写真

  1. 2012/06/09(土) 11:03:09|
  2. 太陽系
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

栃木県 足利市のご紹介。

 全国よりアクセスして頂きありがとうございます。こちらでは栃木県足利市の歴史や文化的なもの、その他 ご紹介致しますので、ごゆっくりご覧ください。

* 大川家住宅と笛吹き坂     登録有形文化財の紹介と まつわる伝説の紹介です
* スカイツリーが見えた 足利市両崖山          お薦め
* 行道山 浄因寺 足利市山中の古刹の紹介です。  
* 山里と美術館 …自然豊かな里の古寺と栗田美術館の紹介です。
* 田んぼ … 市街地周辺の水田と生き物、風景などの
          写真をご覧ください。
   
* 赤レンガの工場-株式会社トチセン             お薦め
* 八木節のふるさと八木宿、例幣使街道          お薦め
* 足利学校-日本最古の学校、及び ばんな寺      お薦め



関連記事

テーマ:栃木県 - ジャンル:地域情報

  1. 2012/06/08(金) 13:03:15|
  2. 郷土
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

金星通過 1

速報というには少々出遅れましたが…。 撮影開始は 9:30でした。
 
機材: タカハシFS60Cx1.7extender 604mm焦点 EOS kiss d/N,  
          減光にはBaader Planetarium社アストロソーラーフィルム使用
 露出: ISO 100  1/1000秒

V.transit 本文1 
以下はトリミングによるUPです。小さい黒点が結構あちこちに見られますネ。
V.transit 1 up 1 
内蝕終わりの少し前です。手もとの時計で13:25の状態です。
V.transit 本文2 
これもトリミングです。
V.transit 1 up 2 

雲が通り過ぎました ('Д'; ) が、内蝕・外蝕のほぼ中間で 13:33頃です。 V.transit 本文3 
切り欠けの両端がメクレ上がる(ソリ返る)ように見えるのは、屈折現象の影響でしょうか?
V.transit 1 up 3 
これは13:39頃の状態ですが、この後も5分くらい眼視で蝕を確認できました。
V.transit 1 up 4 

更に合成・編集のうえアップしますので、またお立ち寄りください。


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村



関連記事

テーマ:太陽の写真 - ジャンル:写真

  1. 2012/06/07(木) 09:54:28|
  2. 太陽系
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

NGC6826 まばたき星雲 & アルビレオ

見かたにより、まばたくことになっているのですが…?? どうもよく分かりません。 英語でもBlinking Nebulaというくらいだから世界的にまばたきが認められているのでしょうネ。 でもあのハッブル望遠鏡のものすごい画像には、まばたきなど忘れて目がくぎづけになりました…。
N6826本文 
TOA150  x1.6extended fl 1760mm焦点撮影 L:2'x6(full)  RGB:2'x4each (2x2bin.)

以下はトリミングでのUPです。

N6826 up 

同じく 「はくちょう座」 より ;
 アルビレオは以前記事にしましたが、2つの星をもう少し離すべく今回は X1.6エクステンダー(fl 1760mm)でUPしての画像です。 オレンジとブルーの色対比もより明確に…との試みですが、相変わらず難しいです。 
アルビレオ new 
以下は旧画像 fl 830mm F5.5 で、上との比較用です。
アルビレオ 

今回は、グリーン、オレンジ、ブルーの 『美しい色』 をそろえる狙いでしたが、ハテサテ… (^_^;)

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

関連記事

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2012/06/01(金) 09:52:31|
  2. 星雲 星団
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

tsukadom

Author:tsukadom
astro17ヘようこそ!
北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

Home (5)
Index (6)
日曜大工 (2)
機材 道具 (6)
画像 (0)
木彫 (6)
ソロギター (4)
郷土 (10)
星座と星々 (18)
太陽系 (27)
星雲 星団 (213)
銀河 (84)
ギャラリー (2)
鳥ギャラリー (1)
星野 (19)
航空・宇宙 (12)
未分類 (1)

FC2カウンター

フリーエリア

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

フリーエリア