天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

大川家住宅と笛吹き坂  足利市 

 このところ 「なたね梅雨」 だそうで、星空に恵まれません。 一方北関東でも桜が大分開花してきましたので、市内の山里を訪ねてみました。

 足利市の西のはずれ、すぐ先は隣の桐生市になりますが 小俣(おまた)町と言うところに、国の登録文化財に指定されている 「大川家住宅」 と言う古い民家があります。

 先ずは母屋です。建築面積(建坪)で96坪という、この地方としては最大級の民家です。
01 母屋正面 
 以下は右端が玄関。および 邸内で更に囲われた庭へ続く小ぶりな門。
02玄関まわり 
 母屋側面  2階造りなのですが、ほぼ3階分の高さがありそうです。
03母屋側 
 下は巽(たつみ)蔵と呼ばれる蔵
 巽は方位で東南を意味します。通常蔵は乾(北西)か巽(東南)に置いたようです。

04巽蔵

 
 巽蔵に繫がる 続き蔵
05 続蔵 
 名主は苗字帯刀が許されたといいますが、大川家は江戸末期に藩士の格さえ戴いたのだそうです。
06やり 
 南側の板張りの塀ですがその内側は長屋風になっていました。
07 板塀 
 ※ 印は昨年秋の撮影です。 印象深く感じ、いま桜の季節に再訪問した次第です。


 笛吹き坂の物語(日本昔ばなし風の世界)

 都から来た若く美しく、素晴らしい笛を吹く修行僧と 大川家の美少女との悲恋の物語で、二人はいつか笛の音を合図にこの坂の付近で逢う瀬を楽しんだのですが、いずれは他の知るところとなり引き裂かれ、悲嘆にくれた青年は死んでしまいます。 そしていつか人々はこの坂を 「笛吹き坂」 と呼ぶようになりました。

 以下は修行僧の供養のために立てられた「石造卒塔婆」で、南北朝時代のものとされ、県文化財の指定を受け、大川家で管理しています。
 
08 石卒塔婆 
 下は坂の頂上付近にある「しるべ」で、『空 笛吹坂標地』 と彫られています。
09 笛吹坂標 
 今や 坂は拡幅・舗装され車が飛ばして行きます。
10 現代の笛吹坂 
 坂の傍らに咲くしだれ桜は三分咲きでした。
11 しだれ桜 
 染井吉野(たぶん)は八分…と言ったところです。
12 笛吹坂の桜


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  1. 2013/03/29(金) 22:03:06|
  2. 郷土
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M97ふくろう星雲とM108 & 惑星状星雲一覧

 とてもポピュラーな構図です…。  M108は不規則銀河のように見えますが、渦巻銀河で、4600万光年の距離にあります。 (ウィキペディアによる)
M97 M108  
  SKY90 407mm L:6'x16 RGB:各々4'x8 (計192') 

  別撮影のM97もご覧ください。  TOA150 830mmFL   

 
pn フクロウ星雲 

 この際 これまで撮影した「惑星状星雲」を以下に一覧しました。 これ等は全て上と同じ望遠鏡で撮った画像ですので、焦点距離のみ記載しておきます。 (詳細はGallery にて)
 
M27   830mm

pn M27 0819newHa 
M57   830mm
pn M57 
らせん星雲  NGC7293   830mm
pn らせん星雲new 
木星状星雲   NGC3242  1760mm  (トリミング) 
pn 木星状 L2-lrgb upup  
エスキモー星雲 NGC2392   1760mm (トリミング)  
pn エスキモ130202 up lrgb 
まばたき星雲 NGC6826     1760mm (トリミング) 
pn N6826 up  
NGC6781  (わし座)   830mm 
pn N6781 わし座  
キャッツアイ星雲 NGC6543       1760mm (トリミング)
pn cat's RGB up 

 今後他の惑星状星雲も加えて行きたいと思います。

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  1. 2013/03/26(火) 09:41:39|
  2. 星雲 星団
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M64 黒眼銀河 Black Eye Galaxy

 中心部には星の誕生に関わる、膨大な量の塵にあふれ、光が遮蔽され 「黒眼」 の名の由来に…というのは 周知のお話しで、ハッブル望遠鏡のクローズアップ画像などでの黒々とした眼には大そう驚いたものでした。
M64 1303 
 TOA150 830mmFL L:8'x9 RGB:各々4'x6 (計144')

 そして更に驚くことには銀河内には、ガスや恒星が逆回転する2つの回転中心を持っており、これはサテライト銀河の衝突によるものだろうと観測されています。不思議な銀河です。
   
(出典は APODの解説によります) 
 そう言われてみると渦が変かッ??…いやいや 考え過ぎです。その気になって見つめているとどーも …。 (*´ェ`*)

 それにしても 何かモノトーンで、不気味な感じの銀河ですネ。


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  1. 2013/03/22(金) 16:04:45|
  2. 銀河
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マルカリアンの鎖 Markarian's Chain

 そろそろ 夏空の天体写真を見かけますが、当方はまだ おとめ座付近にいます。
 今回は大変ポピュラーなマルカリアンを撮りましたが、この近くに15等級のNGC4446,4447と言う とても遠いペアの銀河が並んでいるので、写るかどーか…などと言いながら撮ってみました。

 先ずは全体です(M88までは入っていませんが…) 拡大してご覧ください。

マルカリ丸刈1
SKY90 407mmFL L:8'x14 RGB:各々4'x6(2x2bin) (計184')

 NGC4446,4447はここにいます。

星図11 
 写真ではこのへんです。 
 
マルカリ説明3   
  
 上の黄色い枠を拡大したのが下の画像ですが、両銀河はかすかーに写りました。 どちらも我々から 3億3~4千万光年の遠方にある銀河です。

マルカリ説明2 
  たった 9cmの望遠鏡で、3億光年以上も離れたものが撮れるのですから、写真とはありがたいものですネ…。 しかも分厚い大気の底からですから…。

 以下の画像の出典は Celestial Atlas というサイトです。 渦巻銀河とレンズ状銀河が寄り添っていて何があった? のか or 何が起こるのか? 大変興味深いと思いました。     
http://cseligman.com/text/atlas.htm 
 この画像は上の写真の2倍くらいのスケールです。 両者
星の配置を比較すると符合しているので間違いないと思います。  
(記入されている NGC符合文字はオリジナルです)
ngc4446wide[1] 


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  1. 2013/03/19(火) 17:24:06|
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NGC4490 まゆ銀河 &  M95 (銀河2体)

 名の通り 「まゆ」に包まれたような銀河ですネ。 その一部が千切れたように見えるのはNGC4485です。
まゆ 0308  
  TOA  830mmFL   L:8'x10   RGB:各々4'x6 (2x2bin)    Ha: 20'x5   (計252') 

 HⅡ領域がまゆ中央から伸びて、NGC4485につながっているように見えます。 2つの銀河の作用によるものでしょうか?…。
まゆ 0308 up 


 以下は 『M95』 です。 M95,96,105 を撮ったとき、棒渦巻きが印象的でしたので、今回単独で撮影しました。
M95
  TOA 830mmFL   L:10'x8   RGB:各々 4'x6   (合計152')


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  1. 2013/03/16(土) 16:45:47|
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NGC 4038 アンテナ銀河 (衝突銀河) 

 カラス座にある 2つの銀河 NGC4038 と4039 は衝突中の過程にあり、互いに潮汐力を及ぼし合って 2本のアンテナ、または触角状の構造が伸びている…と言われます。 
 画像でアンテナは上下に伸びていますが、大変 淡く、かろうじて写った…と言うところです。

N4038 lrgb 
TOA150  830mm    L:12x8   RGB:各々4'x6(2x2bin)    (計168')

 南天の低い位置にあり、かつ7千万光年かなたのこの淡い光を捉えるのは、北関東とはいえ平地では結構難しいようです。 しかし暗く クリーンな空に恵まれるなら、案外面白い対象になると思います。


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  1. 2013/03/14(木) 15:22:33|
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M101 回転花火銀河 おおぐま座

 銀河の腕が淡く伸びた部分や、点在するH2(Ⅱ)領域などをきれいに撮りたい…と言うところが目標ですが…。
M101 HL-lrgb B 
TOA 150 830mmFL L:12x7 RGB:各々5'x6(2x2bin) Ha;20'x8 (計334')

 上に伸びる腕を意識して明るくした画像です。 銀河はよいのですが背景が悪くなってしまいました。 
M101 HL-lrgb A 

 以下は順に、昨年撮影した画像と 白っぽいほうは 2009年撮影したものです。
M101-ha r12M101 r10 

  来年はどうなるか? 

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  1. 2013/03/11(月) 11:07:29|
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NGC 2903 しし座銀河

 ししの大がまのところにありますが、結構大きく明るい銀河でメシエカタログに載ってもよいくらいですネ。 撮影の狙いは上下に長く尾をひく淡い腕、中心部の複雑な陰影などですが、春の銀河はなかなか難しいものがあります。
N2903 
TOA150 830mmFL   L:8'x12   RGB:各々5'x6   (計186')

 以下はトリミングし、銀河を中心に画像処理したものです。 荒れますが、少しはディテールが見えるでしょうか?。  

N2903 UP  

 

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  1. 2013/03/08(金) 08:41:16|
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IC2177 わし星雲 サウスウィング

 頭と、南側の翼のにぎやかなところを中心に撮影しました。
わし H-HOO 
  SKY90 407mmFL   Ha;20'x8  O3:20'x10   (計360')

 下は Hα 画像で、ディテールが少し見易いかと思います。 拡大してご覧ください。
わし H 

 下はS2(Ⅱ)バンドフィルターの画像(20'x6枚)を加え合成したものです。 いわゆるハッブルパレットです。  濃淡コントラストがより見やすくなると思います…。  
わし H-SHO 

 『ナショナルジオグラフィック』の記事(2月13日)によると、下の画像の右半分で暗黒帯が翼に食い込んだ、入り江 状の付近では誕生した星々が星雲を盛んに輝かせているそうです。 わし H-SHO up2 

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           ---------------------------------------------
続き;
 『ナショジオ記事』 にはESO(欧州南天・天文台)が撮影した上記の 入り江 付近の画像が紹介されています。
   ESO画像と上の画像は、撮影角度が異なっています。

 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2013021306


 


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  1. 2013/03/04(月) 09:44:59|
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NGC 2359 トールのかぶと星雲 (Thor's Helmet)

 ウォルフ・ライエ星という高温 大質量の星は、何らかの理由で星からガスが噴き出し、核融合反応が起きている中心核がむき出しになっている星 とされています。 …と言われても想像することも難しいですが、なんだかすさまじい星ですネ。
 この星雲を作ったのは 『WR7』 と呼ばれるウォルフ・ライエ星で、星から放出されたガスが星雲となっているそうです。  (出典:星座の事典 P.225 /ナツメ社) 
N2359 H-lrgb 
TOA 830mmFL Ha:20'x6 RGB:各々4'x6 (計192')

 少し大きくしてみました。

N2359 H-lrgb up 



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  1. 2013/03/01(金) 16:16:18|
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北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

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