天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

M82 スターバースト銀河 と 超新星

 今回の狙いは、銀河中央部から発せられる銀河風をとらえることで、Hαフィルターでの画像を多く重ねています。 
 結局 3夜かかりましたが、その間に超新星爆発が生じましたので合わせてその画像をアップしました。超新星の記事は既に多く見られますので、遅ればせながら…ということになります。

 M82 1401 lrgb up
 
  TOA150 fL=830mm F5.53  Ha:20'x28  G:4'x6  B:4'x6(GB:2x2bin)    計608分

 Hαは1月10日と、同26日に撮影しています。 従って超新星有り・無し両者の合成になってしまいました。 銀河風は今までよりは写りましたが、もう少し…あと10枚くらい…頑張るとよいのかな~という目安ができた感じです。
 以下は若干のトリミング画像です。 なお、23日にG,B(2x2bin)を撮りました。RはHαをソフトビニングで 2x2bin にして使っています。
M82 1401 lrgb 

 さて、超新星です。 いずれも Hα画像を6枚重ねたものです。
M82 140110 H 
  上:1月10日 下:1月26日 撮影。
M82 140126 H 

 スターバースト銀河が1200万光年の近さにあるのは、天体アマチュアにとって幸いなことです。ある説によると1000万年に1万個の巨大恒星が誕生しており、巨大であるがために大変短命で超新星爆発も頻繁だそうです。…と言っても千年に一回くらいだと思いますが、これが大変頻繁なのだそうです。
 そして爆発時に100万度にまで加熱されたガスは、秒速数百kmで飛び散っていると言われます。

 また、すばる望遠鏡での調査・研究で、銀河風は4万光年離れたガス雲に届き影響しているということが発見されています。(アストロアーツより) 

 アストロアーツでは、スターバーストについて、関連記事が多く興味深いです。

    http://www.astroarts.co.jp/news/2004/06/07cosmic_shower/index-j.shtml


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  1. 2014/01/30(木) 23:15:51|
  2. 銀河
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IC 2162 オリオン座の散光星雲

 オリオンの棍棒を握る右手付近にある星雲です。あまりポピュラーではないですが、丸い星雲がコロコロ並び面白い写真対象です。   

 IC2162(Sh2-255) は左の明るい星雲です。 中央は Sh2-257、そのすぐ右下が Sh2-256 で、右の大きく淡~い星雲はSh2-254 です。 更に左下の隅付近に小さ~く見えるのが Sh2-258 とされています。

IC2162 vup 
 TOA150  830mmfL  L:10'x8  RGB:各4'x6   計152'

 トリムなしではこれくらいでした。

IC2162 mb 


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  1. 2014/01/25(土) 11:27:13|
  2. 星雲 星団
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IC434 馬頭星雲 と 馬頭観音

 今年は、やはりこれに登場してもらわなければなりません。 ハッブルパレットでどうなるか?、も気になっていました。 

 先ず、SAO合成(ハッブルパレット)です。 馬のディテールの写り方に加え、馬頭から左右に広がる雲状のモクモクのコントラストをしっかり出せたらな~と思いつつ…でした。 
 
うま SAO 4 
 TOA150 830mmfL  Ha:20'x6  S2:20'x4  O3:20'x6  (計320') 
  以下はトリミングして画像再処理したものです。
うま SAO up a

 AOO合成です。 モクモクのコントラストは大分減ってしまいました。
うま AOO 1 

 SⅡバンドが結構写ったので、これを使い上記コントラストをより引き出せないかと期待し Hαと合成してみました。 加算、加算平均…色々やってみましたが比較明合成がよさそうに思いました。 
 なぜかは ? です。

 以下が、SⅡとHαの比較明合成画像です。この段階ではよい感じですが…。
うま HS 2 
 
 これをベースに、OⅢ画像を合成したものが以下の画像です。 …ドーモ 上のAOOとはあまり違いが出ませんでした。  (^_^;)
うま HS-OO 3 
 


 話しは変わります。

 栃木県 那須郡の那珂川町と言うところに、馬頭観音を奉っている 『馬頭院』 という寺があります。単なるゴロ合わせで上の記事に付け加えました。
 開設は室町時代にまでさかのぼる由緒ある寺ですが、参拝して来ましたので ご紹介します。 

01馬頭院   
   
02歴史 
 山に登りかかった少しばかりの平地に、こじんまりたたずみ 品格を感ずる寺でした。 写真は本堂をやや低い位置から臨んだものです、手前中央に水戸光圀公植樹の「枝垂れ栗」、その右はやはり古木の枝垂れ桜が堂々と並びます。
03本堂 
 本堂を境内奥より。
04本堂 
 本堂の回廊より、観音堂や鐘楼を臨む。
05 本堂より  

 馬頭観世音菩薩がおられる観音堂。
06 馬頭観音堂 
 観音堂、正面。  
 07 観音堂正面
 ご住職から、仏像の撮影は遠慮してくださいとのことでしたので、この寺の馬頭観音様の写真はありませんが、最も近いイメージの別な馬頭観音様の写真を(webで)お借りして載せました。 拝観させて頂いた馬頭観音様の顔は写真の馬頭観音より 若く、イケメンで、怒りの形相は大分はげしい感じでした。 
 右の馬の像は今の時代のもので寺に奉納されたものです。専用の小屋に大切に安置されていましたが、地元の人々の信仰の厚さを感じます。
 
     馬頭観音    09 奉納像 
 ちなみに、ご住職は馬頭星雲について、とてもよくご存知でした。  m(__)m

 
前後しましたが、以下ほんの少し調べてみました;

 馬頭観音は、馬が牧草を食むように、もろもろの悪を食い尽くし、たくさんの水を一気に呑み干すように私達の厄を除くといい、厄除けの仏として信仰されています。馬頭明王様とか馬頭大士様ともいい、後には牛馬の守りとして無病息災を祈る対象にもなりました。

  一般に馬頭観音様は、頭上に馬頭をいただく忿怒の形相をしています。馬は馬力ともいうように力強さの代名詞でもありましたが、その力強さを示すかのように厳しい忿怒の形相をとっておられます。 

 昨今、社会問題、国際問題などなど色々やっかいなことばかりですが、馬頭観音様に全て食いつくし、飲みつくしてもらいたいものです。


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  1. 2014/01/12(日) 19:31:24|
  2. 星雲 星団
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M1 ハッブルパレットのかに星雲

 明けましておめでとうございます。

 ナローバンドの合成が面白そうだと聞きやってみました。
 先ずSAO合成(ハッブルバレット)です。縦横 30% カット(面積2倍化)くらいのトリミングです。
 虹色の かに星雲になりましたが、合成してこれほど多彩になった天体は初めてです。 また思いのほか各バンドがしっかりしていました。拡大してご覧ください。 

M1 SAO 
  TOA150   830mm reduced fL    Ha:20'x7   O3:20'x6   S2:20'x6   (計380分)
 赤はSⅡの強いところ、緑はHα、青がOⅢです。 黄色はSⅡとHαが混じり合っている…藍は…となります。

 新星爆発残骸は、赤い散光星雲とは成分構成が大分違うのでしょうネ。 同類の 「網状星雲」 はOⅢが鮮明でしたが、両者何か共通点がありそうな気がします。

 以下はAOO合成です。
  

M1 AOO 

 以下は Hαです。 殆どトリム無しです。
M1 H 2 

 以下はそれぞれ同サイズにトリミングした画像です。Max拡大ではボケますので、一回クリックくらいがよさそうです。

 先ずHαです。
M1 H up 
 これはSⅡバンド画像ですが、SⅡがこんなにはっきり出るとは驚きでした。
M1 S di 
 OⅢです。 これもよく出ています。
M1 O 

 SⅡがあまりに明確だったので、SOO合成をやって見ました。周囲の細かーい部分は出にくいですが全体としてはHαに負けないレベルと思います。
M1 SOO 

                                 今年もよろしくお願い致します。

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  1. 2014/01/02(木) 15:42:12|
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