天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

Sh2-280 ばらのつぼみ星雲

 ばら星雲の 2.5°くらい南にある星雲です。 ばらの大輪のすぐ下ですからこのニックネームも頷けるところです。
Sh 280 H-lrgb
 TOA 150 fL=830mm   F5.5   Ha:20x8  RGB:各々 6'x4   計 232'

 星雲の主要部はけっこう明るく、シャープレスですからHαフィルターによく反応しました。 周辺には広く淡~い星雲が広がりますが、それらを写すには少し露出時間が足りなかったようです。 F値の明るい短焦点でそれらを入れて狙うと面白いと思います。
 下はHαバンドの8枚合成画像です。
Sh 280 H

 この星雲の下…南東方向に、Sh2-282 同-284 と続いています。 淡くて難しそうですが狙ってみたい天体です。
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 さて、来年も星空に恵まれるよい年でありますよう…。

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  1. 2014/12/30(火) 19:56:01|
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NGC2237 ばら星雲 - closeup

 ばら星雲の左側一部に星雲が複雑に入り組んだ部分があり、かねてから撮ってみたいと考えていました。
 先ずハッブルパレット画像です。 各バンドともに光がしっかりしていました。 また暗黒帯も大分入り組んでいます。
バラ H-lrgb_n
 TOA 150 830mmfL F5.5    Ha: 15'x6 O3: 20'x4 S2: 20'x4   計 250 分

 今回撮影部分です。 この画像は 2年前にSKY 90 fL407mm で撮ったものです。
ばら撮影フレーム

 AOO合成では以下のようになりました。
バラ HOO-lrgb

 各バンドの画像は以下のとおりです。 先ず Hαです。
バラ H
 OⅢです。 HⅡ域主体の散光星雲としてはとてもよく出ているほうで、ハッブルP.ではきれいなブルーになって現れています。
バラ On
 最後は SⅡですが、これもよく出ています。 
バラ Sn

 余談です。
 SⅡフィルターでは星々は最もよく感光し、星つぶが大きくなる傾向があります。 各フィルター画像にRGB色を配色しながら重ねてカラー化するため、星像の大きさに差があると大きいものに配色した色がはみ出します。
 一番上のハッブルパレットでは、星像の大きい SⅡに赤を配色したので赤がはみ出し赤い金環日食状態になりました。
 これを抑えようとして、合成前のSⅡにスターシャープをかけたりしますが、別な問題が出てきたりするのでホドホドにしています。 ハッブルパレット画像では、ステライメージの青ハロ抑制機能を使ってみたところ少しばかり効果がありました。


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  1. 2014/12/25(木) 14:57:09|
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Sh2-274 メデューサ星雲 ふたご座

 メドゥサとも…。 髪の毛は無数のヘビ、彼女に睨まれると石になってしまう…などなどギリシャ神話で有名なお話しです。 星座絵ペセウスの右手にはメデューサの生首。 …星雲のほうは、ヘビが じーッとおとなしくしているように見えます…。

 惑星状星雲…ということで、OⅢに期待しハッブルパレットとしました。 口径上の限界もあり解像度は今一ですが、思いのほかSⅡバンドがよかったので、これで少し引き締まったようです。
 OⅢバンドはやはり豊富でブルーに、SⅡの部分は 黄色~ほのかな赤 として現れています。

Sh2-274 H-rgb2
   TOA150  830mm reduced fL F5.5             Ha, O3, S2   各々20'x6      計 360分      (長さで70%くらいにトリミング)

 下は、H+S の単純合成を赤、OⅢを 緑と青にマッピングしたものです。

Sh2-274 HS-OO-lrgb

 下は Hα+S の単純合成画像です。
Sh2-274 HS

 これは、Hαだけの画像です。
Sh2-274 H2

 こちらは SⅡで、最もシャープです。
Sh2-274 S

 最後は OⅢですが、大分ボンヤリ広がっています。
Sh2-274 O



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 ブログ村、ランキングポイント(IN Point)異常の件

 17日、当ブログへのポイントが異常なほど 入りました。! 身に覚えもない(というか…気持ち悪いほど身に余る?)得点になりましたので、ブログ村の村長さんに調査を依頼しました。

 結果はどうも緊急メンテの影響らしく、今では正しい数値に戻して頂けました。 こんなことがあるんですネ~。 驚きました。 今後ともよろしくお願い致します。  
                                                                                              tsukadom


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  1. 2014/12/19(金) 12:11:51|
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Sh2-261 オリオン座の散光星雲

 オリオンが棍棒を振り上げている右手首あたりにある星雲です。 欧米では 『 Lower’s Nebula 』 と呼ばれています。アマチュアの天文家で Harold Lower さんと、その息子の Charles とで手作りの8インチシュミットカメラで撮影・発見したのですが、1939年のことだそうですから大したものです。 sh2-261 H-lrgb
 TOA150 830mmfL  F5.5   Ha:20'x6  RGB:各々6'x4 (2x2bin)     計 192 分     長さで 20% くらいトリム。

  下はHα画像です。 下のほうの明るい部分は物質が濃く星の生成が盛んのようですネ。

sh2-261 H

 見かけサイズは結構大きく 視直径は満月くらいです。 我々からの 距離が掴めていないので…そういうこともあるンですネ…、実際の大きさは不明なンだそうです。

 サイズ、かたち、明るさ…等々立派なものですから もう少しポピュラーになってもよい感じがします…何が足りないのだろうか…? 周囲をとりまく超有名天体達のせいか?

 位置は、 赤経 : 06h 10m, 赤緯 : +15°35’  です。 お試し下さい。

 それにしても、この星雲が発見された1939年頃は、喜劇王チャップリンが活躍した頃です。 当時の映像技術は推して知るべし…ですが、Lower さんは一体どんな画像を撮ったのか、見てみたいものです。


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  1. 2014/12/13(土) 14:05:42|
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Sh2-232 ぎょしゃ座の散光星雲

 ぎょしゃ座 五画形の中央東寄り、IC410の北東方向にある淡い星雲です。 淡く大きな星雲がSh2-232、近くの最も明るい星雲が 同-235、そのお隣は同-231、更にそのまた右に小さ~いのがいますが Sh2-233 です。
sh2-232 H+S-lrgb
 SKY 90 407mmfL Ha: 20'x7 O3: 20'x5 S2: 20'x8 計 400分

 写ったのか? 写らなかったのか…?よく分からない状態でしたが、明るいSh2-235 を頼りに撮影を進めました。 
 Hα画像です。 淡い部分は合成し レペル調整などしても ボヤーッ としています。

sh2-232 H
 以下は、SⅡ画像です。 時間かけて写したのに、何ともはり合いのない画像です。
sh2-232 S
 
 上の両者を合成したものです。 これをメインに使用しました。 ちなみにOⅢ画像は殆ど反応が無かったので(掲載を)省きました。

sh2-232 H+S

 以下は、今年の1月に撮影したオリオン座の IC2162です。 これも淡~い大きな、丸い星雲があり、そばに小さい星雲がコロコロと並び、何か 上の Sh2 星雲と似たような構成をしていますネ…。 これは LRGB 通常バンド画像です。
IC2162.jpg

 似たものが複数ある…と言ってよいのなら、何か必然の理由でもある…? 考え過ぎか? …でも不思議な気がします。

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  1. 2014/12/09(火) 16:23:04|
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IC5146 まゆ星雲

 
 4000光年のかなたで、15光年の大きさに広がる星雲です。 Max拡大でご覧ください。

I5146 H-lrgb
    TOA150 830mmfL F5.5   Ha:20'x6  RGB:各々6'x4   計 192分

 厳密にタイトルをつけるなら、『まゆ星雲のHⅡ域』 ということになります。
 空の状態から、L.フィルターを省いたので (北の三裂で懲りたので…) 周辺の淡い青っぽい部分は出ませんでした。 その代りに星雲のディテールは よく出ていると思います。

 APOD記事(2008 August 27) によると中央部にある 20~30万歳の産まれたてホヤホヤの星がこの星雲を輝かせているのだそうです。
 下はHα画像です。
I5146 H

  20~30万歳
  
 人の寿命を100歳とし…星の寿命は太陽クラスで100億歳だから、人の1歳は星の1億歳。
   従って星の20~30万歳は、人の0.002~3歳。 生後 約18時間…たしかに生まれたてだ~。

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  1. 2014/12/05(金) 15:47:07|
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NGC1491 ペルセウス座の散光星雲 & NGC1579 北の三裂 その3

 NGC1491 はペルセウスの左足、きりん座との境界あたりにあるマイナーな散光星雲です。 800mmくらいの焦点ではチョット小さいですが、HⅡ域は結構広範囲に広がっているのでまずまず楽しめると思います。
N1491 H-lrgb
   TOA150  830mm fL   F5.5        Ha: 20'x4      G,B: 各4'x4   計 112分
 中央部が白っぽく写っているのは、RGBの強さが同じようなものだということでしょうネ、ウェブではハッブルパレットやその他の素晴らしい画像がたくさん見られます。
 下はHαの画像です。散光星雲で一万光年以上ある割には明るい星雲と思います。誕生したての星が確認されているそうですから、その強烈な紫外線放射を受け輝いているのでしょう。
N1491 H


 もう一件。 これもペルセウス座でしたが、NGC1579 (北の三裂星雲)の3回目です。 何とか青い反射星雲の部分を出したい…ということでの再々トライです。
 結果はかんばしくありませんでした。
N1579 Ln-lrgb di
 露出は L: 15'x18   RGB: 各々10'x4 計390分でしたが、下の露光の少ない前回(その2)のものと変わりないというか、むしろ負けています。 赤のエリアは少しよいようですが…。 
 淡~い青-紫系は空のコンディションに相当敏感のようです。  _ノフ○
N1579 L+H-lrgb

 

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  1. 2014/12/01(月) 20:42:14|
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北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

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