天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

M27 亜鈴状星雲の周囲には?

 かねてからの狙いでナローバンドのAOO合成をやってみました。
M27 Odi-lrgb
  TOA150  fL830mm  F5.5    Ha:20'x6  O3:20'x10    計 320分 (2 nights)

 トリムUP後 周囲の淡い部分をトーンカーブで強調し、シャープ化など追加処理したものです。
M27 Odi-lrgb up
 ダンベル本体上部のやや右と、その対角上にOⅢバンドに現れる切り込み(ノッチ)があり、その部分の背景は赤にマッピングしたHαなので、際立った赤になっています。 不思議なノッチですが、爆発・膨張によるものなのでしょうかネ…?。

 以下はHαの20分x6枚合成画像です。
M27 H

 
下は OⅢの20分x10枚合成画像です。 惑星状星雲はこのバンド域成分が豊富と言われますが、まさにその典型です。ダンベル本体から外側に拡がるガスはOⅢ成分が圧倒的のようです。
M27 Odi

 APOD経由で色々HPをたどっていたら、この星雲の中に 『人の顔』 が隠れている…という記事があったので、上記のHα画像を拡大し、コントラストなど少し手を入れてみたところ顔がありました…丸印のなかをよくご覧ください。
M27 顔


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  1. 2015/04/28(火) 17:31:26|
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NGC5427 衝突銀河 おとめ座

 右の こちらに顔を向けている(Face on) 銀河が NGC5427で、左が 同5426 です。 両銀河の端から端まで13万光年とされていますが我々からは 9,000万光年もかなたにあるため随分小さ~くしか写りません。
N5427 Lrgb
  TOA150  fL:830mm F5.5   L:10'x10  RGB:各々4'x6   計 172'

 下は少し無理してトリムUPし、ディーテールを…と画像処理したものですが、基が基なのでこれ以上は・・・・でした。 でも接近・衝突の相互作用でできたと見られる 両銀河を繋ぐような 『架け橋』 がかすかに写っています(並ぶ両銀河の下辺に直線状に 二本?に見えるものです)。
N5427 Lrgb up

 下は、L(ルミナンス)画像を反転し淡い部分を思い切り強調したもので、上記の架け橋はより分かり易いと思います。
N5427 L_rev

 下は '08 July 21_APOD に紹介された画像で、ジェミニ天文台のチリの 8m鏡(Gemini-South Telescope)で撮られたものです。 ジェミニ天文台は米,加,豪,ブラジル,チリ,アルゼンチンの共同天文台で、もう一つハワイにもあり、全天をカバーしています。
ジェミニ天文台画像
 
 APOD記事によると、両銀河はコンパクトなコア、長くハッキリ伸びるアーム、サイズなど大変共通点が多く、接近・衝突してもそのまま通過し両方ともに生き残るのではなかろうかと推測されています。 しかし、どうなるかの答が分かるのは、数千万年後だそうです。

 
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  1. 2015/04/22(水) 19:12:52|
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M 57 リングの周りに何が?

 いきなり寝ぼけた画像でスミマセン。 リングの周囲にはとても淡いガス状物質が取り巻いていますが、何とか写らないものか…と言うことでトライしてみました。
 取り巻きガスは何とか写りましたが、全体はこんなことになってしまいました。

M57 カラー合成
    TOA150 F5.5  Ha: 20'x10枚 画像に下のカラー画像を合成したものです。

 明るいリングと淡~い取り巻きガスのコントラストがはげしくてどーもうまく行きません。
 下は、Hα単独画像です(ダーク処理、ホットクールP除去処理ノミ)。 取り巻きガスはこのままでは見えていません。

M57 Hsingl up

 次は、Hαを10枚合成したものです。 合成のやり方を色々やってみましたが、下の画像は単独画像をデジタル現像し、トーンカーブ調整をしてから合成したものです。 取り巻きガスが最もよく出る感じですが、リング部はつぶれてしまいました。
 [画像A]
M57 H disicom
 次は、大分昔に普通に撮影した画像です。 [画像B]
M57 JPEGup
 冒頭の画像は、これらの [画像A] [画像B] をLRGB合成したものです。

 
リングをチャンと写して、かつ取り巻きガスもカラーで写す…これが目標です。 今回 Hαフィルター撮影でも20分露出としたので明るいリングはつぶれてしまいました。 15分露出をやってみたら取り巻きガスは何とか写るので、次は12~15分で枚数を増やしてやってみようと思います。 OⅢ、SⅡも加えて…。 (但し気を取り直してからですが…) 多段階露光という手もあるのかも知れません。 …ますます気合が必要です。

 下は反転画像でガスを強調したものです。 矢印先端は、最外側の超淡いガス帯です。
M57 rev up exp

 参考まで…いやいや参考にもならないほどすごい画像ですが、2014,Aug.13 のAPOD よりお借りした画像です。 すばる望遠鏡、ハップル望遠鏡、もう一つの大望遠鏡等のデータによる合作画像で、赤外光?も (多分可視化処理して) 合成したものだそうです。
fig2[1]


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  1. 2015/04/15(水) 19:50:56|
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NGC 4567 & 4568 バタフライ銀河 (おとめ座)

 左が NGC4567、右が 4568 です。 別名はハート型銀河かな~と思いつつ、どのような銀河かと調べていたら 「双生児」とか「蝶」 などと言うニックネームがあるようです。 左が北(北極星方向)になっています。
N4567 new
  TOA150   F5.5   L: 8x16  RGB: 各々4'x6(2x2bin)     計 200'   衝突銀河の左はNGC4564(11.1等)です。

 距離は、1.2億光年(6000万光年とも…随分差がはげしいが)、11-12等級、おとめ座銀河団の一部…と言うことです。 渦巻きのような感じなのでトリムアップの上、シャープ処理などをやってみましたが、以下のレベルで目いっぱいでした。
 何となくでこぼこの渦巻き銀河だなあ…と思います。衝突の影響か?
N4567 newUP

 前々回の 「しし座 NGC3227」でははげしい接近・衝突のため一方の銀河が壊され 潮汐的スターストリームが出ていましたが、このバタフライ銀河は一見なにも起きていないように見えます。
 Griffith Observatory(ロサンゼルス郊外)のHP.情報によると、顕著な歪みは(可視光域では)認められないが、赤外線領域で銀河同士の相互作用が確認されているのだそうです。

 従って、「仲良く寄り添い、蝶が羽ばたくような銀河」 と言うことにしておきたいと思います。


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  1. 2015/04/08(水) 16:35:36|
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M91(NGC4548) 棒渦巻き銀河 かみのけ座

 明瞭な棒、中心から棒の両端をかすめて渦状に伸びる二つの腕はとても神秘的です。
M91 LRGB
 TOA150  F5.5    L:12'x16  RGB: 各々4'x6 (2x2bin)    計 264'
 
 トリムUPして淡い部分を極力出そうと処理した画像です。 少し粗れますが…。 他の銀河同様 渦の先端部はとても繊細で美しいのですが、消え入るように淡いので 滑らかに撮るのは難しいです~。
M91 lrgb trimed

 シャルル・メシエさんは、M91 にせっかく番号を付けたのにカタログに示された位置には何も確認できない!? …と言うことで、行方不明のメシエ天体とされています。 彗星と間違えたのでは? とか、いやいや彗星探しの名人が間違えるものか! あれだこれだと諸説・諸議論あったようですが、どうも 「NGC4548」 を指しているのだろう…と言うことで落ち着いているそうです。 (ウィキペディアより)

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  1. 2015/04/02(木) 11:14:08|
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