天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

NGC5945 と周囲の銀河達 うしかい座

 我々一般アマチュアにとっては 遠く、地味~な天体です。 海外のHPを見ていて、難しそうだが撮って見ようか…と言うことで始めました。
N5945 L-lrgb

 TOA 150  fL830mm   F5.5      L:10'x12    RGB:各4'x6 (2x2bin)    計 192 分   LRGB合成

 何れも2.7億光年以遠、14等級以下…と言うことで、上の画像では何だかよく分からず大きくトリムUPして処理を重ねました…が、NGC5945での外側に拡がる淡い腕や 同5934,5935の相互作用している状態などよく現れませんでした。
N5945 up_exp

 それでは…と例によって反転し感度UPして見ました。
 NGC5945 は
周囲を取り巻く淡い部分が少し出てきました。その下の5943は衝突銀河で一方が激しく変形しているのですが、かすか~にそれらしい影のようなもの(矢印)が出てきたようです…。
 右上の5934,35も相互作用とみられるもの(これも矢印)があるように思います。
N5945_etc_exp.jpg

 主役の5945は、明確な棒を持ちこちらに顔を向け周囲には淡い腕を広げとても美しい棒渦巻き銀河です。 もう少し近くにいてくれたらナ~、もったいないナ~、(反転画像で我慢しなくとも…)と思います。
 冒頭のHPでは、60cm鏡/fL約5mでのきれいな画像が載っていますので、
こちらから…。 
 


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  1. 2016/04/25(月) 09:37:07|
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M60 と仲間達 おとめ座 Arp116

 楕円銀河は渦や腕を持たず単調なためか写真の対象としては気が進みませんでしたが、最近懲り始めた衝突銀河のアープアトラスを物色していたら、M60と渦巻の接近画像があり、「これは面白そう…」となった次第です。
M60 L-lrgb_b  TOA150 fL830mm     F5.5 L: 10'x12    RGB: 各4'x6 (2x2 bin)      計 192'    LRGB 合成
 接近している渦巻はNGC464(11.4等)、相互作用している銀河として ARP116 とカタログされています。右のほうにいる楕円は M 59です。

 L画像(白黒)をトリムUPしてM 59は外れてもらい、右下のNGC4638(11.3等)を入れた構図としました。これに接近しているように見える(距離差?見かけのみ接近かも)のはNGC4637(15.0等)です。 …等級はステラナビによる。

M60 Lb


 ところで楕円銀河ッてどんな成り立ち…? 
 年老いた、動きの不規則な星からなり星間ガスも希薄で星の生成なし…とお先真っ暗でしたが、優秀な望遠鏡のお蔭もあってか…若い星も無くはない…などと少しずつ研究も進んでいるようです。

 アストロアーツ2015年7月の記事 に欧州南天文台のM87 (おとめ座巨大楕円銀河) の研究成果が紹介されていました。
 それによると銀河はこの10億年以来周囲の小銀河を飲み込んでは巨大化してきた(怖ッ)…のだそうで、研究は銀河内の300余りの惑星状星雲の光を分析した結果に基づくのだそうです。

 詳細ご興味ありましたら上のリンクより。




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  1. 2016/04/19(火) 09:51:09|
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やまねこ座の惑星状星雲 PK164+31.1

 とても淡く 捉えにくいためか写真を目にすることが少ない天体です。一体どんなものか?…とダメモト感覚で臨みました。
ヤマネコPlNeb H-lrgb
 TOA150  fL830mm  F5.5    Ha:20'x6  O3:20'x4    計 200'  AOO合成
 やはり大分暗い天体で枚数を重ねることがポイントのようです。 Hαは6枚くらいではザラザラ、OⅢも相当多くの枚数を重ね、通常バンドも入れないと淡麗な中央部の青緑色は得られないようです。 おおぐま座の西にあり、今や撮影可能時間が限られもう季節外れでしたので、今年の冬空で気合を入れ再目標にしたいと思います。

 以下はHα画像です。
 APOD2012 October 30 によると中心星はは白色矮星なのだそうです。
ヤマネコPlNeb H
  
 以下は拡大したOⅢ画像ですが、矢印の中心星はこのバンドでかすかに反応したようです。通常バンドL(ルミナンス)画像ならより反応するかも知れません。 しかし光度は16等以下と言うことなので同様に難しいかも知れません…。 

ヤマネコexp 

 
白色矮星が撮れるの…?APOD読み違いでは?…と読み直し、そしてAPOD画像(上下逆)照合など繰り返してみましたが大丈夫のようでした。(まだ10%くらい自信ありません…)

 何だかふくろう星雲と似ているような気がします。ふくろうが更に膨張して、二つの目の穴がつながったような感じがします…。
 

ヤマネコ比較M97 

 PK164+31.1とは…? 変な呼び方だな~と調べて見たところ、Perek,Kohoutek というチェコの2人の天文学者がまとめたカタログで、数値は銀河座標での銀経・銀緯(+/-)を示していて、…と次第に難解になってきたのでこのへんで…。
 惑星状星雲は1千数百発見されているそうですが NGC, ICなどの IDを持たないものも少なくないのですネ…。いわんやメシェナンバーやニックネーム保持者などはすごいのでしょうネ、でもこの惑星状星雲ならもう少し立派なIDを持たせたい気がします…。




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  1. 2016/04/14(木) 11:01:46|
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NGC5357,5258 おとめ座の衝突銀河 Arp240

 アープさんのカタログNO.240は相互作用している様子が視覚的に明確な銀河達です。後述のハッブルサイトでの解説によると、両者には超大質量のブラックホールが中心付近に潜んでいて星の生成が盛んなのだそうです。N5257 Ldisi-lrgb
 TOA150  fL830mm  F5.5    L:10'x8  RGB:各4'x6(2x2bin)       計 152'    LRGB合成

 しかし思ったより小さ~くしか写りませんでしたので、多少限界を超えて拡大してみました。 何とか両者がつながっている様子が分かります。
N5257 Ldisi-lrgbup 
 反転、感度UP画像です。
N5257 Ldisi-lrgbuprev 

 ハッブルサイト/ニュースセンター/2008.4.28 版によると、距離は 3億光年…と言うことでした。 光度はステラナビですが何れも14等級でした。 こちらからハッブルサイトに行き 最大拡大画像をご覧になってみませんか。


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  1. 2016/04/09(土) 17:45:33|
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NGC3184 おおぐま座の渦巻銀河

 真正面視でよいかたちの渦巻きを見せています。
N3184 L-lrgb
    TOA 150    fL830mm F5.5    L:10'x10  RGB:各4'x4 (2x2bin)    計 148 分   LRGB合成
 距離は2500万光年(wikipediaでは4000万光年)、銀河直径 5万光年…と小ぶりなのに星の数は数千億個…!と推測されています。 …2000年.9月APODより。 ~と言うことは星の密度が相当高い銀河…なのでしょうかネ…。
 小ぶりなため広~い星野の中にポツリと存在するような図になりますが、そこに深~い宇宙を感じたりしています。

 トリムアップしてシャープ化などやってみた画像です。
 
N3184 L-lrgbup
 中心核が小さく引き締まっています。 そしてせっかく 「かっこいィ~でしょ」と美しい渦をこちらに向けていますが、同じ星座にいる派手な回転花火のせいか、あまり目立たないようです。 
 
 撮影チャンスは、天頂から西側でまだまだ続きますので、空の良い条件下で露光時間を充分取りトライされんことをお奨めします




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  1. 2016/04/04(月) 10:06:48|
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北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

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