天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

オリオン大星雲 LL星とバウショックウエーブ

 トラペジウムとショックウエーブの記事を昨年1月に書きましたが、ショックウェーブのほうは殆ど写りませんでしたので今回再挑戦です。
 Hα撮影での露光時間をいくつかやってみて、ベストの6分露光を採用しました。画像中央の少し上の星がLL星で、そこから上下に円弧状に尾を引いているのがショックウエーブです。

ori_H_trp_6m (upup)
  TOA150 fL830mm  F5.5 Ha:  6'x4  24分
 画像処理はウェーブを最優先です。分かりにくいかも知れないので、矢印をつけました。
 
ori_bowshock_wve.jpg
 
 これはSAO合成した画像です。中央にあるのがLL星ですがその周囲のショックウェーブは下半分がかすかに写っている…かどうか?。 トラペジウムにとっては露光オーバーです、また画像は縦横50%くらいトリムOffしています。
orion S_lrgb  

 以下は一年前の画像です、ショックウェーブにも矢印を入れましたが殆ど写っていません。露光時間はSAO共に5分です。 
orion_trape_bow_exp_lpadd.jpg

 バウショックウェーブ(BSW)のバウは船首、弓状のもの、半円状のもの、等の意味ですが、ウェーブを付けて湖面を進む船が作る弓状の波になります。(お辞儀も同じバウですが、お辞儀すると身体が弓なりになるのでバウなのでしょうネ)

 以下は2002年にハッブル望遠鏡が発見したオリオン座 LL 星とその周囲のバウショックウェーブです。
LL 星の周囲には、トラペジウム(左上隅)方面から放出されるガスの流れと恒星風でできたBSWが鮮明に捉えられています。

orion_hubble_trpe_ll_bowshock.jpg 

 更にハッブルの拡大版です。
orionis_hbl_bow_up.jpg 

 BSWは随分すそ野を引いていて両端のかすかな部分まで入れると、0.5光年くらいあるのだそうですから想像不能なほど凄まじいことになっています。 


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