天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

NGC6888 クレセント星雲付近の天体

 クレセント星雲は中心にいる ウォルフ・ライエ星 WR136 の恒星風により形成されている星雲とされています。
cres H-lrgb
 SKY 90  fL407mm  F4.5     Ha:20'x8  O3;20'x6   計 280'   AOO合成

 周辺には色々な天体が寄り添っています。

NGC6888area exp
 左下の散開星団はともかく、右下のNGC6881/バタフライ型の惑星状星雲は小さすぎて識別不能でした。またソープバブル(PN G75.5+1.7)と言って淡~い淡~い惑星状星雲が下の黄色で囲んだ中にいます。反転画像にしても一見では不明ですが…。
N6888rv all bubarea
 拡大して少し手を入れてみました。
cres O rvUP
 よく分からないので輪郭を矢印で示しています。何かかすか~にあるようです。これはOⅢフイルターの画像です。(Hαにば殆ど反応しませんでした)
soap bub rvUP
 以下はWikipediaよりお借りした Soap Bubble 星雲です。
Soap_Bubble_Nebula.jpg

 Wikipedia APOD のレベルですが、クレセント星雲の成り立ちに触れてみるとその凄まじさに改めて驚かされました。末期に自信で膨張しゆっくり進む恒星風を何十万年(宇宙的には短時間)後 青色巨星として発生した超高速恒星風で追いかけ追いつき輝かせている…!と言うことだそうです。
 Hα,O3によく反応するので、これもまた星雲単独で撮ってみたい対象です。



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  1. 2017/06/19(月) 09:48:23|
  2. 星雲 星団
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NGC6946 と NGC6939 銀河と散開星団

 両者寄り添い、あたかも2ショットでどーぞ と言っているようです。 銀河までは約2,200万光年ですが、散開星団までのデータはあまり無く何千光年…レベルと見られます。
N6946 and 6939
  SKY90 fL407mm F4.5   L:12'x12  RGB:各4'x4 (2x2 bin)    計 192'  LRGB 合成

 銀河部分をUPし少し手を加えてみました。長焦点向きですが結構暗いので難しくなりそうです。

N6946 Galaxy up
 
 HⅡ域も点在する綺麗な銀河で 『ミニ回転花火』 と言えそうです。 長焦点のほうで撮ってみたい対象ですが、好条件の空を待ちHαバンドも入れて撮りたいと思います。


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  1. 2017/06/11(日) 08:48:05|
  2. 星雲 星団
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IC1311 と周囲の散光星雲 はくちょう座

  中央部に見られる小さな星のツブツブ(らしきもの)が IC1311です。 星雲に埋もれるように、また地球から4000光年…と言うこともあってか小口径で捉えるのはチョット難しい対象でした。
1311 O-rgb-lrgb

  SKY90  fL407mm  F4.5  Ha:20'x4  O3:20'x4   計 160'  AOO合成

 キットピーク4m鏡の画像は圧巻でしたのでご紹介します。
 こちらからどうぞ。(北が左になっています) 


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  1. 2017/06/06(火) 09:37:01|
  2. 星雲 星団
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M 13 をクローズUP

 これまで何度も撮った対象ですが、今回は長焦点にして撮ってみました。 m13 latest
  TOA150 x1.6 extended fL1760mm  F11.7   L: 5'x6   RGB: 各々5'x4 (no bin)   計 90分   LRGB合成

 下はトリムUPしてから少し手を入れたものです。解像度は変わらないので何をやっても関係ないですが、長焦点ではピントやガイド、合成など特に気を使った分 少し差が出たかも知れません。

m13 latest up 
  はくちょう座が昇るまで時間つぶし…と撮ったのですが、ヘラクレスさんに大変失礼なことで 相変わらず他を圧倒するような姿でした。


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  1. 2017/05/31(水) 09:32:56|
  2. 星雲 星団
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M29  はくちょう座 散開星団付近

 画像左下のM29散開星団とサドル付近の星雲の濃い部分を入れた構図としました。 星団は幾つかの明るい星が四角く並び『超ミニブレアデス』と言われることもあるようです。
M29 area
  SKY 90  fL407mm F4.5   Ha, O3: 各20'x6   計 240分  AOO合成

星数は数十個、メシエさんは発見時(1760年頃) 明るい星が7~8個、彗星のようにも見えるなどと記録したそうです。(Wikipedia)



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  1. 2017/05/24(水) 09:37:52|
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NGC6871 付近 はくちょう座

 サドルからアルビレオに向かう途中にある二つの散開星団を含む領域です。
N6871area H-lrgb sdown
  SKY90  fL407mm F4.5    Ha:20'x6 O3:20'x8   計 280分  AOO合成

 星の多いエリアで分かりにくいですが、二つの散開星団です。星団の範囲は正確なところはよく分からないので大体の範囲とさせて下さい。

N6871area-exp.jpg

 右の-6871はまばらな星団です。明るい星が円から外れましたが、これも星団に含まれるかも知れません。-6883の星数は2~30個とされ小規模、かつまわりの星々に埋もれた感じです。



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  1. 2017/05/10(水) 08:38:33|
  2. 星雲 星団
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Sh2-239 おうし座の反射星雲

 おうし座に広がる分子雲の端にある反射星雲です。とても淡くて期待したほどには撮れませんでしたが…もったいないので…。画像上部の星のない部分は暗黒領域です。239 h-lrgb
   TOA150  fL830mm  F5.5   L: 10'x6  RGB: 各4x6(2x2bin)   Ha;20'x8   計 292分
 上の画像は、Hα,L の画像を合成したものを基本にRGB画像を重ねてカラー化していますが、反射星雲にも関わらず、Hαフィルターに比較的よく反応したので以下に並べました。

239 h
 光害地のため通常バンドフィルターでの反応が悪かったのでしょう。分子雲がよく撮れる空ならよい結果が得られるような気がしますので、お試しください。

 以下はキットビークの画像です。非常に若い星から年老いた星まで様々な段階を観測できるのだそうです。R,G,Bに加えて、オレンジのフィルターも使っているそうです。(ナショナルジオグラフィック 2013.5.20記事より)

239kittPeak.jpg
 
 ちなみにナシォジオ記事のタイトルは「星の工場」です。


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  1. 2017/04/19(水) 10:46:17|
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NGC1491 & カップルの星雲付近 ペルセウス座

 去年初冬の画像です。NGC1491(左)から東(右)方向に小さい散光星雲があり、fL407mmで丁度納まりそうなので撮ってみました。
1491area H-lrgb
 SKY 90  fL407mm  F4.5    Ha: 20'x8  O3:20'x6     計 280 '   AOO合成

 ステラナビに撮影範囲をいれ、DSS画像を加えてみました。小さいほうはついに ID番号が分からず、「カップル星雲」と…。 
 更にその東隣にNGC1528という結構よさそうな散開星団があります。カップル星雲と散開星団をペアにして撮るのもアイデアと思います。

N1491area.jpg

 一眼デジカメなら 3者一緒に入りそうですので、今年の秋にお試しください。

 下はやはり昨年秋 1491 を fL830mmのほうで撮ったものです(SAO合成)
1491 H-lrgb-s

 地味な星雲ですが、中央付近は変化に富み興味深い星雲ですので、APODなどで大型鏡・高解像画像をご覧になることをお奨めします。


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  1. 2017/02/19(日) 09:07:52|
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オリオン大星雲 LL星とバウショックウエーブ

 トラペジウムとショックウエーブの記事を昨年1月に書きましたが、ショックウェーブのほうは殆ど写りませんでしたので今回再挑戦です。
 Hα撮影での露光時間をいくつかやってみて、ベストの6分露光を採用しました。画像中央の少し上の星がLL星で、そこから上下に円弧状に尾を引いているのがショックウエーブです。

ori_H_trp_6m (upup)
  TOA150 fL830mm  F5.5 Ha:  6'x4  24分
 画像処理はウェーブを最優先です。分かりにくいかも知れないので、矢印をつけました。
 
ori_bowshock_wve.jpg
 
 これはSAO合成した画像です。中央にあるのがLL星ですがその周囲のショックウェーブは下半分がかすかに写っている…かどうか?。 トラペジウムにとっては露光オーバーです、また画像は縦横50%くらいトリムOffしています。
orion S_lrgb  

 以下は一年前の画像です、ショックウェーブにも矢印を入れましたが殆ど写っていません。露光時間はSAO共に5分です。 
orion_trape_bow_exp_lpadd.jpg

 バウショックウェーブ(BSW)のバウは船首、弓状のもの、半円状のもの、等の意味ですが、ウェーブを付けて湖面を進む船が作る弓状の波になります。(お辞儀も同じバウですが、お辞儀すると身体が弓なりになるのでバウなのでしょうネ)

 以下は2002年にハッブル望遠鏡が発見したオリオン座 LL 星とその周囲のバウショックウェーブです。
LL 星の周囲には、トラペジウム(左上隅)方面から放出されるガスの流れと恒星風でできたBSWが鮮明に捉えられています。

orion_hubble_trpe_ll_bowshock.jpg 

 更にハッブルの拡大版です。
orionis_hbl_bow_up.jpg 

 BSWは随分すそ野を引いていて両端のかすかな部分まで入れると、0.5光年くらいあるのだそうですから想像不能なほど凄まじいことになっています。 


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  1. 2017/02/12(日) 09:18:27|
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NGC2259 クリスマスツリー北部の散開星団

 地味な散開星団ですが、周囲の散光星雲を背景にして撮ってみました。
Xmas 北部 H-lrgb
  SKY90 fL407mm F4.5   Ha:20'x6   O3:20'x4     計 200'   AOO合成
 画像中央より、やや右・上のつぶつぶが散開星団です。

 以下はHα画像です、コントラストを少し強めに処理しています。

Xmas 北部 H

 すぐ下(南)はXmas星団、キツネの毛皮、コーン星雲…とにぎやかですが、この散開星団付近も暗黒帯や星雲の変化などがあって結構面白いのではなかろうかと思います。


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  1. 2017/02/06(月) 10:52:45|
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北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

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