天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

NGC2854 と仲間

 NGC2854 は一番下の2つしっぽが出ている銀河で、その上がNGC2856です。Arp の特異銀河 (Arp's peculier galaxy) カタログの"Arp 285"に属しています。
 左上のフェィス・オン銀河は NGC2857で、見事にこちらを向いています
N2854 L-lrgb 1 
 TOA150  fL830mm F5.5   L:10'x12  RGB:各6'x4 (2x2bin)    計192'   LRGB合成

 下の2つの銀河は明るくつぶれてしまうので、反転し調整してみました。2つの尾の構造が少しだけ見えてきたように思います。一方の尾はNGC2856に向かってかすかに伸びているのですが、そこまでは写りませんでした。 フェイスオンのほうの渦はよく整っています、もっと近くに居てくれたら人気者になったに違いありません。
N2854 L-lrgb rv 

Arpカタログを見ていたら上のフェイス・オンはArp 1でした。(なぜ特異か不明) またM51,M82なども特異銀河として分類されています。

 Arp にご興味ありましたら
こちらのリンクから ご覧ください。この中のArp 29(NGC6946)は面白そうな銀河です。  fL800mmくらいで楽しめそうで、短焦点で近くのNGC6939散開星団とツーショットもよさそう。 ケフェウス~はくちょうの境界あたりにあるので、夏や秋にお薦めです。


にほんブログ村

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/03/05(日) 10:31:48|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

NGC7549 付近 Hickson 93 グループ

 ペガサスの四辺形のなかにある14等級クラスの小グループです。棒渦の棒の両端が引き伸ばされ不思議な形の銀河がNGC7549、その下の楕円銀河はNGC7550 その右の渦巻はNGC7547 です。 これらはヒクソンコンパクト銀河グループ-93として分類されています。
7549 -lrgb up
 TOA 150  fL830mm  F5.5     L:12'x6   RGB: 各4'x6 (2x2bin)    計 144分  LRGB 合成

 大口径鏡の画像では楕円銀河の拡がりはとても大きく隣の渦巻きに殆ど届くくらいで、棒渦にも迫っていました。
 そこで反転してレベル調整してみましたがあまり現れませんでした。
7549 Lrv

 下は 各辺 20%くらいカットOFF した画像です。 トップ画像はこれを更に拡大したものです。
7549 -lrgb 70

 今年は何だか、台風一過後も雨雲が大挙して押し寄せて来ますネ~。秋雨前線は居座っているし、まだしばらくは我慢の日々が続きそうです…。


にほんブログ村


テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/09/21(水) 09:02:23|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

NGC5351 付近 Hickson 68 area りょうけん座

 ヒクソンコンパクト銀河グループ#68 付近です。 グッとトリムUP(約60% off)した画像からご覧下さい。
N5353 LRGBup
 TOA150 fL830mm F5.5 L: 10'x6 RGB: 各々4'x4 (2x2bin)   計 108' LRGB合成

 以下は今年の2月に、この左(東に約2分)にいるNGC5371を一緒に撮った画像です。 但しこの構図ではガイド星が全く得られず感度UP(2x2bin)でのノーガイドで全て4分露光撮影でした。
 
N5371area.jpg

 そこで今回(…と言っても3/中旬)NGC5351付近を撮ってみました。 以下は10% くらいトリムした画像です。距離は1億光年強、いずれも11等級後半です。
N5353 LRGB

 この構図ならすぐ近くの6.5等の明るすぎるくらいのガイド星が使えました。 ガイド星は9等星までなら何とかなりますが構図を決めてしまうと時々苦労します。銀河撮影では天の川から外れることが多いのでやむなしです…。 ガイド鏡は色々トライしたなかで fL=600mm(F10)+蓄積型ビデオカメラでやっと落ち着いています。 F値down(明るく)も対策の一手段ですが…まあもう少し現状でガンバって見るかァ~と言うところで悩みはつきません…。


にほんブログ村



テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/07/06(水) 11:14:12|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

エイベル2151 銀河団 & M13 ヘラクレス座

 距離は4.6億光年くらいとされ、光度も14~15等級なので大分難しい天体です。
エイペル2151up
  TOA150 fL830mm F5.5   L: 10'x12 (120’)モノクロ 
上部中央やや左、そして同じく上部右のほうにあるS字が引き伸ばされたような銀河は他と相互作用している銀河ですが不思議な形です。
 左下にも2つのこちらを向いた淡~い接近銀河、また他にも接近し相互作用中の銀河があるように見えとても面白い領域だと思います。 しかし如何せん遠過ぎて…。 トリミング無しでは以下のようになってしまいます。

エイベル2151n

 これだけでは寂しいので、同じ星座・M13の短焦点撮影画像です。

M13 16_06
   SKY90 fL407mm F4.5  RGB: 各3' x4 (binなし) RGB 合成
 より広い視野で(宇宙に)浮かぶM13…という狙いでしたが…。 ちなみに下は以前にfL830mmで撮ったM13です。
M13_20160629104753dfe.jpg

 大雨災害がこれ以上拡がらぬよう、早く星空が戻るよう祈ります。


にほんブログ村 

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/06/29(水) 11:52:14|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

NGC5078, 5101 うみへび座のなかよし銀河

 左の棒渦巻きが NGC5101、エッジオンが 5078です。 距離は9000万光年で、両者同じくらい…と推定されています。…とすると両者の距離は80万光年だそうで随分近いことになります。
N5078 L-lrgb
  TOA150 fL830mm F5.5   L:10'x6  RGB: 各4'x4 (2x2bin)    計 108'   LRGB合成

  2016 May25 のAPODに高解像度の画像が載っていますのでチョットお借りしました(上下反転させてあります)。NGC5078の右にいる小さいのはIC879ですが腕が引っ張られいてるように見え 5078に影響されているようです。
 NGC5101の円盤はとても淡いのですが、APODのほうはよく写っています。
N5078APOD.jpg

 私の画像では淡い部分があまりよく出なかったのでまた反転してみました。
 黄色矢印で円盤の淡い部分は何とか出ましたが、白矢印の IC879の引っ張られている腕は何とも微妙です。  (^_^;)
N5078rv.jpg

 両者は互いの距離も近いが程よくて仲良し銀河です。 APODでは「友達の銀河」と紹介されていました。
 …がIC879はチョット大変かも知れません。


にほんブログ村

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/06/09(木) 11:40:12|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

M94 りょうけん座の銀河 (太巻き銀河)

 二重リング構造を持ち立派なメシエ銀河ですがあまり人気者ではないようです。大分拡大しましたので少し粗れています。
M94 L-lrgb
   TOA150  fL830mm  F5.5    L:8'x10  RGB:各4'x6 (2x2 bin)   計 152分
 この銀河は、セイファート銀河で中心核は極端に明るく大質量ブラックホールにより爆発的に星が形成されている活動的な銀河です。(ウィキペディアより)

 下は若干トリミングした画像です。 もう少し大きくて、写り映えする渦を持っていたらよりポピュラーになったでしょうネ。
M94 L-lrgball

 でも二重リングというのは特徴として充分だとも思います。明るい部分と淡く広がるかたちはまるで太巻き寿司を切ったように程よく別れたものだな~と思いますが…。



にほんブログ村

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/05/25(水) 11:12:10|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

NGC3509 しし座衝突銀河 Arp335

 おたまじゃくしがしっぽをくるりと巻いた様子がどこまで撮れるか…と臨みました。13等以下と言うことで暗い天体です。距離は色々調べましたが分かりませんでした。
 下の画像は半分くらいトリムOFF(面積4倍)ですが、それでも小さく外形が分かるくらいです。

N3509 L only up

  TOA150  fL830mm  F5.5   L:10'x12   白黒画像です
 下は若干トリミングした画像です。○億光年…と遠いンだろうな~との思いで…。

N3509 L only

 近年の研究では大分解明されているようです。オタマジャクシが一匹…ではなく既に他の銀河を飲み込んでいるようです。
 こちらのペイジをご紹介します、小さい画像をクリック(拡大)してご覧ください。解説ではエッジにある青白いドットが飲み込まれた銀河なのだそうです。…がよく分かりませんでした。
 ハッブルの画像
ではさすがにすごいことになっている様子が分かります。


にほんブログ村

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/05/15(日) 11:53:24|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

NGC5544 & 5545 うしかい座の衝突銀河 Arp 199

 衝突の有様はフェイスオンのNGC5544が「丸のこ」のようにNGC5545に食い込むようで興味をひかれ…というか怖いもの見たさで…撮ってみました。 小さいので見にくいですが、中央よりやや右上に寄り添った銀河です。 左やや下は NGC5557 楕円銀河です。
N5544 main 
  TOA 150  fL830mm  F5.5     L:10'x12    RGB:各4'x6 (2x2bin)      計 192分  LRGB合成
 
 大分粗れますが、大きくしてみました。 …が 1.6億光年は如何せん遠いです。

N5544 UP 

  以下は ほぼトリムなしですが、右下にエッジオンのNGC5529が入っていました。
N5544 all 
 こちらのリンクから、米国Mt.レモン天文台群で撮られた画像をご覧ください。 アリゾナ大学、他の研究施設(?)のようですが詳細は 上のリンクから Homeに入れますのでご興味ありましたら…。 
 
…やはり、丸のこが回っています (゚Д゚;) … 


にほんブログ村

テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/05/01(日) 13:03:35|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

NGC5945 と周囲の銀河達 うしかい座

 我々一般アマチュアにとっては 遠く、地味~な天体です。 海外のHPを見ていて、難しそうだが撮って見ようか…と言うことで始めました。
N5945 L-lrgb

 TOA 150  fL830mm   F5.5      L:10'x12    RGB:各4'x6 (2x2bin)    計 192 分   LRGB合成

 何れも2.7億光年以遠、14等級以下…と言うことで、上の画像では何だかよく分からず大きくトリムUPして処理を重ねました…が、NGC5945での外側に拡がる淡い腕や 同5934,5935の相互作用している状態などよく現れませんでした。
N5945 up_exp

 それでは…と例によって反転し感度UPして見ました。
 NGC5945 は
周囲を取り巻く淡い部分が少し出てきました。その下の5943は衝突銀河で一方が激しく変形しているのですが、かすか~にそれらしい影のようなもの(矢印)が出てきたようです…。
 右上の5934,35も相互作用とみられるもの(これも矢印)があるように思います。
N5945_etc_exp.jpg

 主役の5945は、明確な棒を持ちこちらに顔を向け周囲には淡い腕を広げとても美しい棒渦巻き銀河です。 もう少し近くにいてくれたらナ~、もったいないナ~、(反転画像で我慢しなくとも…)と思います。
 冒頭のHPでは、60cm鏡/fL約5mでのきれいな画像が載っていますので、
こちらから…。 
 


にほんブログ村


テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/04/25(月) 09:37:07|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

M60 と仲間達 おとめ座 Arp116

 楕円銀河は渦や腕を持たず単調なためか写真の対象としては気が進みませんでしたが、最近懲り始めた衝突銀河のアープアトラスを物色していたら、M60と渦巻の接近画像があり、「これは面白そう…」となった次第です。
M60 L-lrgb_b  TOA150 fL830mm     F5.5 L: 10'x12    RGB: 各4'x6 (2x2 bin)      計 192'    LRGB 合成
 接近している渦巻はNGC464(11.4等)、相互作用している銀河として ARP116 とカタログされています。右のほうにいる楕円は M 59です。

 L画像(白黒)をトリムUPしてM 59は外れてもらい、右下のNGC4638(11.3等)を入れた構図としました。これに接近しているように見える(距離差?見かけのみ接近かも)のはNGC4637(15.0等)です。 …等級はステラナビによる。

M60 Lb


 ところで楕円銀河ッてどんな成り立ち…? 
 年老いた、動きの不規則な星からなり星間ガスも希薄で星の生成なし…とお先真っ暗でしたが、優秀な望遠鏡のお蔭もあってか…若い星も無くはない…などと少しずつ研究も進んでいるようです。

 アストロアーツ2015年7月の記事 に欧州南天文台のM87 (おとめ座巨大楕円銀河) の研究成果が紹介されていました。
 それによると銀河はこの10億年以来周囲の小銀河を飲み込んでは巨大化してきた(怖ッ)…のだそうで、研究は銀河内の300余りの惑星状星雲の光を分析した結果に基づくのだそうです。

 詳細ご興味ありましたら上のリンクより。




にほんブログ村


テーマ:星の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/04/19(火) 09:51:09|
  2. 銀河
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
前のページ 次のページ

プロフィール

tsukadom

Author:tsukadom
astro17ヘようこそ!
北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

Home (7)
Index (6)
日曜大工 (2)
機材 道具 (6)
画像 (0)
木彫 (6)
ソロギター (4)
郷土 (10)
星座と星々 (19)
太陽系 (27)
星雲 星団 (246)
銀河 (89)
ギャラリー (2)
鳥ギャラリー (1)
星野 (19)
航空・宇宙 (14)
未分類 (2)

FC2カウンター

フリーエリア

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

フリーエリア