天体写真コレクション 羽刈の里天文台より

冷却CCDカメラによる天体写真の掲示。観測ドームの製作過程や使用器具など紹介しています。

IC1311 と周囲の散光星雲 はくちょう座

  中央部に見られる小さな星のツブツブ(らしきもの)が IC1311です。 星雲に埋もれるように、また地球から4000光年…と言うこともあってか小口径で捉えるのはチョット難しい対象でした。
1311 O-rgb-lrgb

  SKY90  fL407mm  F4.5  Ha:20'x4  O3:20'x4   計 160'  AOO合成

 キットピーク4m鏡の画像は圧巻でしたのでご紹介します。
 こちらからどうぞ。(北が左になっています) 


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  1. 2017/06/06(火) 09:37:01|
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M 13 をクローズUP

 これまで何度も撮った対象ですが、今回は長焦点にして撮ってみました。 m13 latest
  TOA150 x1.6 extended fL1760mm  F11.7   L: 5'x6   RGB: 各々5'x4 (no bin)   計 90分   LRGB合成

 下はトリムUPしてから少し手を入れたものです。解像度は変わらないので何をやっても関係ないですが、長焦点ではピントやガイド、合成など特に気を使った分 少し差が出たかも知れません。

m13 latest up 
  はくちょう座が昇るまで時間つぶし…と撮ったのですが、ヘラクレスさんに大変失礼なことで 相変わらず他を圧倒するような姿でした。


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  1. 2017/05/31(水) 09:32:56|
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M29  はくちょう座 散開星団付近

 画像左下のM29散開星団とサドル付近の星雲の濃い部分を入れた構図としました。 星団は幾つかの明るい星が四角く並び『超ミニブレアデス』と言われることもあるようです。
M29 area
  SKY 90  fL407mm F4.5   Ha, O3: 各20'x6   計 240分  AOO合成

星数は数十個、メシエさんは発見時(1760年頃) 明るい星が7~8個、彗星のようにも見えるなどと記録したそうです。(Wikipedia)



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  1. 2017/05/24(水) 09:37:52|
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NGC2782 やまねこ座の特異銀河 ARP215

 銀河同士の合流により生じたとされる淡く大きな腕を持つ特異銀河です。
2782-lrgbtrim.jpg
  TOA150 fL830mm  F5.5    L:15'x10 +12'x10    RGB: 各4'x4 (2x2 bin)     合計 318分  LRGB 合成
2782-lrgb.jpg
  銀河同士の衝突は約2億年前に起こり、衝突で一方は蹴散らされ吸収された。一方距離は約1億光年なので、衝突後1億年後の姿を見ているに過ぎない…と言う解説があります。


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  1. 2017/05/19(金) 10:53:14|
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NGC6871 付近 はくちょう座

 サドルからアルビレオに向かう途中にある二つの散開星団を含む領域です。
N6871area H-lrgb sdown
  SKY90  fL407mm F4.5    Ha:20'x6 O3:20'x8   計 280分  AOO合成

 星の多いエリアで分かりにくいですが、二つの散開星団です。星団の範囲は正確なところはよく分からないので大体の範囲とさせて下さい。

N6871area-exp.jpg

 右の-6871はまばらな星団です。明るい星が円から外れましたが、これも星団に含まれるかも知れません。-6883の星数は2~30個とされ小規模、かつまわりの星々に埋もれた感じです。



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  1. 2017/05/10(水) 08:38:33|
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おたまじゃくし銀河 Arp188 (りゅう座)

 ARP188、UGC10214…とIDされているのみでNGC,IC番号などは持たないマイナーな銀河です。距離4億2千万光年(APOD)、光度14.4等級(Wikipedia)です。 pgc57129 L-lrgb UP
 
 TOA 150  fL830mm  F5.5  L:12'x12  RGB:各4x4 (2x2bin)    LRGB合成  計 192分
 しっぽは、この銀河の30万光年後ろ側に存在する銀河の影響で発生しその長さは28万光年と言われています。
 後方の銀河はおたまじゃくしの頭のところに高解像鏡で一部が見られます。

pgc57129 L-lrgb-disi
 これは10%オフくらいのトリム画像です。尾は写らないと思いましたが、超大型の若く強烈に輝く星団が主な構成要素であるため写ってくれたのだと思います。
 また、いずれは尾も消えて(カエルにはならず)この星団は伴銀河になるだろうと推測されています。

            APOD はこちらから。

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  1. 2017/05/04(木) 00:02:58|
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NGC5216, 5218 おおぐま座衝突銀河

 別名Arpアトラスの104番の相互作用中の銀河です。上のNGC5216から5218を結ぶ 22,000光年に及ぶ糸状の筋が印象的で2回目のトライです。
new5218 L-lrgb
 TOA150 fL830mm  F5.5    L:12'x10  RGB:各4'x6(2x2bin)     計 192分

 やはり糸状架け橋は淡いので、反転して感度UPしてみました。それでもかすかに見える程度です。

 N5218 LstrmRv
 2010 July のAPODによると、二つの銀河は数十億年後には一つになるだろうと想像されています。


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  1. 2017/04/27(木) 10:21:42|
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Sh2-239 おうし座の反射星雲

 おうし座に広がる分子雲の端にある反射星雲です。とても淡くて期待したほどには撮れませんでしたが…もったいないので…。画像上部の星のない部分は暗黒領域です。239 h-lrgb
   TOA150  fL830mm  F5.5   L: 10'x6  RGB: 各4x6(2x2bin)   Ha;20'x8   計 292分
 上の画像は、Hα,L の画像を合成したものを基本にRGB画像を重ねてカラー化していますが、反射星雲にも関わらず、Hαフィルターに比較的よく反応したので以下に並べました。

239 h
 光害地のため通常バンドフィルターでの反応が悪かったのでしょう。分子雲がよく撮れる空ならよい結果が得られるような気がしますので、お試しください。

 以下はキットビークの画像です。非常に若い星から年老いた星まで様々な段階を観測できるのだそうです。R,G,Bに加えて、オレンジのフィルターも使っているそうです。(ナショナルジオグラフィック 2013.5.20記事より)

239kittPeak.jpg
 
 ちなみにナシォジオ記事のタイトルは「星の工場」です。


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  1. 2017/04/19(水) 10:46:17|
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ホームペイジ更新

1.新 ペイジを追加しましたので、こちらからどうぞ。  ブログに戻るときは「←」をご利用下さい。

H-rgb-lrgb.jpg お薦め記事頁にNGC7635を追加しました。

NGC7635 has been added to the special page.

2. New Image はこちらからどうぞ。

 157 H-lrgbblog157 H-lrgbSAOblog
Sh2-157


3. 惑星状星雲ペイジにもいくつか追加しています。 こちらからどうぞ。

NGC1514
N1514 lrgb UP 

PK164+31.1PK HL-lrgb

NGC2438
M46_pn H-lrgb up 

PK 219+31.1290 HOO 



Sharpless Page





























































その他
  このたびふとしたキッカケがあり、英文併記頁を追加しています。今のところ「ホ-ム」「New」「お薦め記事頁のいくつか」に Japanese English を併記しています。


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  1. 2017/04/11(火) 09:14:43|
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M99 かみのけ座の銀河

 久々の撮影対象です、主焦点でじっくり撮ってみました。シューッと一本の腕が長く伸びている姿が特徴ですネ。
M99 lrgb
 TOA 150  fL1100mm  F7.3   L:15'x12  RGB: 4'x6 (2x2bin)   計 252 分  LRGB合成 トリミング

ウィキペディアによると;
1846年にロス卿によって、子持ち銀河 (M51) に次いで2番目に渦状構造が発見された銀河なのだそうです。
その7年後にペリーさんの黒船が浦賀にやってきた時代です。



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  1. 2017/04/02(日) 09:45:37|
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M101 回転花火銀河 & H2域

 今年は点在するH2域をできるだけシャープに…という目標で臨みました。
101 LH-lrgb_Ha
 TOA150  fL830mm  F5.5   Ha;20'x10  L:12'x10  G,B; 各々4'x6 (2x2bin)  計 368分

 H2(Ⅱ)域シャープ…のために、上の画像はHα単独画像をRGB合成の「R」に充てています。
 一方下の画像は通常バンドのRも(Hαと)合成して使っています。

101 LH-lrgb
   通常バンドのR: 4'x6 (2x2bin)とHa画像を合成しR画像として使用 他は上と同じ露光  計 392分 

両者は見た通りで、下のほうはHⅡが薄まってしまいますが全体としては自然です。
 以下はHαのフルサイズ(no binning)画像です。

101 H

 下はソフトビニング機能で上のHαを2x2にビニングしR画像にしたもので、トップ画像はこれをそのまま「R」にしていますす。(通常バンドRとの比較用です)
101 hR
 下は通常バンドのR画像(2x2bin)です。ふわーッとした広がりとなっています。
101 R

 下がHαと通常Rを合成したものです。

101 hRR

 カラー化した画像にはマルチバンドシャープ処理も加えてあり、どうやら現条件下では限界に近い感じでした。 形の良い渦巻の腕にちりばめられたHⅡ域は全体を一層美しくさせているので、大口径で撮ってみたいナ~と思わせる対象の一つです。



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  1. 2017/03/19(日) 12:57:14|
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NGC2854 と仲間

 NGC2854 は一番下の2つしっぽが出ている銀河で、その上がNGC2856です。Arp の特異銀河 (Arp's peculier galaxy) カタログの"Arp 285"に属しています。
 左上のフェィス・オン銀河は NGC2857で、見事にこちらを向いています
N2854 L-lrgb 1 
 TOA150  fL830mm F5.5   L:10'x12  RGB:各6'x4 (2x2bin)    計192'   LRGB合成

 下の2つの銀河は明るくつぶれてしまうので、反転し調整してみました。2つの尾の構造が少しだけ見えてきたように思います。一方の尾はNGC2856に向かってかすかに伸びているのですが、そこまでは写りませんでした。 フェイスオンのほうの渦はよく整っています、もっと近くに居てくれたら人気者になったに違いありません。
N2854 L-lrgb rv 

Arpカタログを見ていたら上のフェイス・オンはArp 1でした。(なぜ特異か不明) またM51,M82なども特異銀河として分類されています。

 Arp にご興味ありましたら
こちらのリンクから ご覧ください。この中のArp 29(NGC6946)は面白そうな銀河です。  fL800mmくらいで楽しめそうで、短焦点で近くのNGC6939散開星団とツーショットもよさそう。 ケフェウス~はくちょうの境界あたりにあるので、夏や秋にお薦めです。


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  1. 2017/03/05(日) 10:31:48|
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NGC1491 & カップルの星雲付近 ペルセウス座

 去年初冬の画像です。NGC1491(左)から東(右)方向に小さい散光星雲があり、fL407mmで丁度納まりそうなので撮ってみました。
1491area H-lrgb
 SKY 90  fL407mm  F4.5    Ha: 20'x8  O3:20'x6     計 280 '   AOO合成

 ステラナビに撮影範囲をいれ、DSS画像を加えてみました。小さいほうはついに ID番号が分からず、「カップル星雲」と…。 
 更にその東隣にNGC1528という結構よさそうな散開星団があります。カップル星雲と散開星団をペアにして撮るのもアイデアと思います。

N1491area.jpg

 一眼デジカメなら 3者一緒に入りそうですので、今年の秋にお試しください。

 下はやはり昨年秋 1491 を fL830mmのほうで撮ったものです(SAO合成)
1491 H-lrgb-s

 地味な星雲ですが、中央付近は変化に富み興味深い星雲ですので、APODなどで大型鏡・高解像画像をご覧になることをお奨めします。


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  1. 2017/02/19(日) 09:07:52|
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月,木星の小接近

 ステラナビで見て、2月14日深夜にかなり接近するので撮ってみましたが。『やや接近』でした。 正確には『見かけの』接近です。
月木星01
  SKY90 fL407mm + EOS60Da 0.5sec  ISO 200
  右上にいるのが木星ですがよく見えないので、ガリレオ衛星がギリギリ写るところまで露出(1.5秒)したものです。 拡大しないとよく見えませんが。 (^_^;)
月木星衛星
 上の画像では、左半分の明るさを押えています
 トリムUPし手を入れてみました。

月木星衛星up
 こんなふうに撮れたら良いのですが…
木星衛星17_2
 
 ガリレオさんが衛星を発見したのは1610年。…関ヶ原の戦いを経て徳川の時代が始った頃…その後鎖国が200年も続いて欧米には周回遅れのビハインド…明治以降猛烈に挽回し宇宙技術も先進国の仲間入り、さぞかし皆 勤勉によく働いて来た結果なのだろうなァ… などとあまり関係ないですが頭をよぎりました。


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  1. 2017/02/16(木) 12:01:36|
  2. 太陽系
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オリオン大星雲 LL星とバウショックウエーブ

 トラペジウムとショックウエーブの記事を昨年1月に書きましたが、ショックウェーブのほうは殆ど写りませんでしたので今回再挑戦です。
 Hα撮影での露光時間をいくつかやってみて、ベストの6分露光を採用しました。画像中央の少し上の星がLL星で、そこから上下に円弧状に尾を引いているのがショックウエーブです。

ori_H_trp_6m (upup)
  TOA150 fL830mm  F5.5 Ha:  6'x4  24分
 画像処理はウェーブを最優先です。分かりにくいかも知れないので、矢印をつけました。
 
ori_bowshock_wve.jpg
 
 これはSAO合成した画像です。中央にあるのがLL星ですがその周囲のショックウェーブは下半分がかすかに写っている…かどうか?。 トラペジウムにとっては露光オーバーです、また画像は縦横50%くらいトリムOffしています。
orion S_lrgb  

 以下は一年前の画像です、ショックウェーブにも矢印を入れましたが殆ど写っていません。露光時間はSAO共に5分です。 
orion_trape_bow_exp_lpadd.jpg

 バウショックウェーブ(BSW)のバウは船首、弓状のもの、半円状のもの、等の意味ですが、ウェーブを付けて湖面を進む船が作る弓状の波になります。(お辞儀も同じバウですが、お辞儀すると身体が弓なりになるのでバウなのでしょうネ)

 以下は2002年にハッブル望遠鏡が発見したオリオン座 LL 星とその周囲のバウショックウェーブです。
LL 星の周囲には、トラペジウム(左上隅)方面から放出されるガスの流れと恒星風でできたBSWが鮮明に捉えられています。

orion_hubble_trpe_ll_bowshock.jpg 

 更にハッブルの拡大版です。
orionis_hbl_bow_up.jpg 

 BSWは随分すそ野を引いていて両端のかすかな部分まで入れると、0.5光年くらいあるのだそうですから想像不能なほど凄まじいことになっています。 


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  1. 2017/02/12(日) 09:18:27|
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北関東は足利市住人です。天体写真、"かも"の木彫を"ものづくり"を取り入れて、ご紹介します。ご意見お寄せ頂ければHappyです。Tsukadom

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